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噴水での出会い ページ25

「公園...噴水がある!」

英智「ここは居心地がよかったんだ。前来たときに気に入った場所だ。」

「...あなたも来ていたの?」

英智「...戦いが千年前から続いていることは知っているね?あの時も僕は、大切なお姉ちゃんとここに来たんだ。そのお姉ちゃんは七海さんに殺されたけどね。」

「...」

英智「っと...こんな暗い話のために、ここに来たんじゃなかったね。仕事が終わったら合流しようって、敦と約束していたんだ。」

...泉鏡花...そうか、あの子は探偵社に入ったのか。最近新人が二人も増えたって聞いたけど...もう一人は誰なんだろう。

英智「あの綺麗な浜辺で泳ぎたい。あの綺麗な日常を取り戻したい。...誰かが欠けたとしても、その誰かが望んだ日常を...必ず取り戻す。それがこの世界の僕たちの目標だ。」

「その願い、必ず叶えてあげる。」

一番の問題は、夏油傑を乗っ取っていた男のことだ。加茂憲倫という男の脳は夏油の手によって潰され、私が彼の新たな脳を再生し、それでようやく自我を取り戻したはずだった。

その潰された脳はまだどこかで生きていると情報が入った。奴は私たちに潰されることを想定して、何らかの情報で自分のコピーを生み出したのだろう。

「...ん?二人ともいつの間に来てたんだ。」

英智「敦、鏡花。」

鏡花「...」

英智「...大丈夫かい?」

鏡花「夜叉は...もうっ...」

英智「夜叉...敦、何か地雷でも踏んだだろう。」

敦「ごめん...」

____電話が鳴る。

彼女の持つ電話は、ポート・マフィアに入る前からある大事なものだった。それを捨てることを拒んだのも彼女自身。業者がプログラムを変えてくれたし、マフィアから電話がかかることはないと思っていた。

紅葉「敵を殺せ、夜叉白雪。」

敦「ッ...!」

英智「敦!!!」

.→←四年後の君へ



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設定タグ:文スト , クロスオーバー , あんスタ   
作品ジャンル:SF
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年1月23日 9時

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