検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:800 hit

. ページ26

英恵「おっ、ここは知ってるぜ。あれは十年以上前だったかなぁ...馬鹿たちとここに観光に来たことがある。赤レンガ倉庫、こいつがよく目立ってたぜ。そっから四年間はこの近くで暮らしていた。」

鏡花「...そうなの?」

英恵「ああ、仕事の関係だったがな。太宰と中也と出会ったのも、椚ヶ丘に帰る頃だったかなぁ...俺よりちょっと年下のガキが、あんなに頑張ってよ。」

敦「二人の過去を知ってるんですね...あれ、鏡花ちゃん?」

鏡花「...地図には載ってない...食べたい。」

敦「クレープ...えっ!?さっきあんなに湯豆腐食べたのに...」

鏡花「別腹!」

...あの日、二人が死んだと思った異能力者を匿った。

そいつの怪我は深く、今も目覚めたという連絡は届いていない。今すぐ治療を諦めれば楽になるだろうが、何故だか見捨てるのが怖かった。

英恵「...蘭堂、お前は存在したらダメだ。でも誰かに許されるその日まで、俺が必ず...」

鏡花「英恵、クレープ。」

英恵「...俺は甘いものが苦手だ。」

鏡花「甘いキスをたくさんしたって聞いた。」

敦「そ、それとこれは違うと思うけど...」

英恵「わかったよ、食べてやるよ。大人になったらテメェも甘いのをくれるんだろうな?」

鏡花「うん。」

敦「ダメダメダメ!そういうのは...!」

英恵「からかっただけだ、クソガキ。テメェもいちいち真に受けんなよ。」

.→←.



目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:文スト , クロスオーバー , あんスタ   
作品ジャンル:SF
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:琲世 | 作成日時:2021年1月18日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。