怠惰な尻尾が9本 ページ44
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すると、ドアが開いて赤い髪がちょこんと覗いた。
｢なんだいキミたち。
怪我人の部屋にどやどやと集まって。」
｢ふな゛っ！怒りんぼリドル！」
白目を剥いて、驚くグリム。
そんなグリムの言葉に顔をしかめて答える。
｢怒りんぼって。
キミたちがルール違反をしないなら怒らないよ。」
｢トレイ、具合はどう？
なにか食べたいものや飲みたいものはある？」
｢そんなに心配しなくても大丈夫だって言ってるだろ？」
リドルは心配そうにトレイの顔を伺っていた。
トレイは笑顔で答えているが、どうにも不満げなリドル。
｢でも、その怪我はボクのせいで……」
｢どういうことッスか？」
｢用事があって、昼休みに3年生の教室へ行ったんだ。
その時……
階段から落ちかけたボクを庇ったばかりに
トレイが怪我を……」
そんなリドルにフォローをいれるのは、トレイ。
｢お前なら飛行術で受け身がとれてたと思うぞ。
俺が勝手にしくじっただけだから、
もう気にするなって。」
｢でも…」
｢監督生。これってさ……」
｢いよいよ怪しいね…｣
コソコソ話すエースと監督生。
｢まーまー！リドルくん。
そんな暗くなってもしょーがないって！
トレイくんの怪我は残念だったけど
その分リドルくんが超頑張ればいいじゃん♪」
｢あ、ああ。そうだね。」
ケイトの勢いに押されて、戸惑いながらも頷くリドル。
｢ささ、もう怪我人はゆっくり休ませてあげよ。
退散、退散〜。」
えぇ、まだお喋りしていたかったんだが……
そう駄々をこねても、
ケイトに無理やり追い出されてしまった。
くっ…
｢はい、談話室行くよー。｣
何が起こっているのかも分からないまま、談話室へ。
｢で、ケイト。
なにかトレイの前では言いにくい話があるんだろう？」
｢さすがリドルくん。話が早いね。
どこかのおバカさんとはワケが違う。」
｢いくらケイトでも怒るぞ。｣
｢ごめんって！マジカルペンを下ろして！！｣
マジカルペンを手で握り、ケイトの首に当てる。
ふふん、我が最強なり。
｢先輩、ウチの寮の
｢おっと、過保護な寮長に捕まってしまった。
なんとも厄介な。｣
火花を散らすわらわ達に、1つ溜息をついてから
ケイトは話を始めた。
……わらわはちゃんとマジカルペンを下ろしたからな！
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らび - ｳ“ｩ”ﾝ“好きです!! 好きです!!! (( (9月17日 17時) (
レス) @page48 id: 8bf3f09ffa (このIDを非表示/違反報告)
テトラネオン - 来世は天海くんと最原くんのかれぴになりたいさん» あ、ありがとうございます…！これからも可愛い主人公くんの学園生活を見ていただけると嬉しいです！ (2021年7月26日 9時) (レス) id: 4b86074b33 (このIDを非表示/違反報告)
来世は天海くんと最原くんのかれぴになりたい - あーーーーーーー夢主くん可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛いカワイイすき (2021年7月25日 16時) (レス) id: 06f475297c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テトラネオン | 作成日時：2021年6月20日 0時
