怠惰な尻尾が6本 ページ41
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そのスマホゲームを楽しんでいたところ、
部屋にズカズカと入り込んできたリリア。
｢言わないと分からぬか？
またマレウスが迷子に……｣
｢副寮長のお主が行くことを勧める。｣
イヤホンを付け直して、ゲームに戻ろうとするが
呆気なく取られてしまった。
｢わしは！マレウスを見つける！
Aが寮長会議に出てくれ！｣
｢何を言うんだリリア。
なんの為の副寮長……｣
｢寮長会議なんか死んでも出たくないぞ…｣
ボソボソと呟くリリアの声。
｢もー、分かった！
リリアの小言を浴びせられるのは嫌だから行くぞ！｣
｢本当か！｣
今日は夕餉の下ごしらえをやっておいたから
リズムゲームに熱中できると思ったのに…
とんだ誤算だ。
｢…鏡の間へ。｣
足取り重く、ダラダラと行く。
｢──タイムアウトを取るのは、ポムフィオーレ寮
くらいですよ。｣
｢なんでみんな顔出し生放送に対して賛成なん？
こちとら想像するだけで吐きそうなんですけど？｣
｢みなさん、お静かに。｣
寮長達が、なんとはなしに無駄なことを話している時
空いている席に座って突っ伏す。
｢あ、悪い悪い。｣
｢各寮出場選手が決定し次第、登録書類の提出を。
提出期限に一日でも遅れた場合…｣
｢もちろん失格、だね？｣
｢いえ。別途処理手数料をいただきます。
特急料金というやつですね。｣
｢なっ…ボクはそうやって例外的なルールを作るのは
良くないと思うけど！｣
｢ハハハっ！オレはありがたいけどな〜！｣
眠くなってきた。
わらわがいなくても、な…
｢では本日の議題はこれで終了です。
みなさん、各種書類の提出をお忘れなく。
僕としては忘れていただいても構いませんけどね…
フフフ…｣
んぁ…終わった。
でもまだ眠いから…このままでいい。
｢ところで、今日の寮長会議…
またマレウスだけ呼び忘れてない？｣
『あっ！』
｢今頃、マレウスは迷子じゃろう…
すぅ……｣
『うわぁっ！！』
｢え、いつの間にオレの隣で寝てたんだ？！｣
｢ボクに気付かれずに眠ってた、だと…
と、いうか…ディアソムニアの人が
一番必要だった会議ですよ…｣
｢はぁ…
机に突っ伏して寝てるなんて、何の為に来たのよ…｣
｢おやすみなさぁい…｣
｢起きてください！｣
｢起きろよ！｣
｢起きなさい！｣
｢寮長達に囲まれながら寝るとか…
マジないですわー…｣
そんな声は届かず、夢見心地だった。
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らび - ｳ“ｩ”ﾝ“好きです!! 好きです!!! (( (9月17日 17時) (
レス) @page48 id: 8bf3f09ffa (このIDを非表示/違反報告)
テトラネオン - 来世は天海くんと最原くんのかれぴになりたいさん» あ、ありがとうございます…！これからも可愛い主人公くんの学園生活を見ていただけると嬉しいです！ (2021年7月26日 9時) (レス) id: 4b86074b33 (このIDを非表示/違反報告)
来世は天海くんと最原くんのかれぴになりたい - あーーーーーーー夢主くん可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛いカワイイすき (2021年7月25日 16時) (レス) id: 06f475297c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テトラネオン | 作成日時：2021年6月20日 0時
