第9話 ページ9
私が下に降りると国王はそれに気づいてこう言った
国王「何者だ！わしの部屋に見境なく入るとは、何様のつもりだ！」
そうして私の方を見ると国王は私の服装や、背丈をジロジロ見ていった
国王「貴様侵入者だな！ここでわし直々に殺してやろう！」
そう言うと国王は、呪文を唱え始めた。
雷神(別にそんなに律儀に呪文言わなくていいんだけど。これがこの世界の独自のルールなのか。まあ私が言えることではないが)
国王『黄昏の中に在りし死の漆黒よ、思うがままに願う。汝の力、〔水〕を持ってこの物に罪を。我は願う。汝の力による奇跡を。』
雷神(水か、呪文って能力がわかりやすいから普通敵の前では言わないもんだけど。よほどの世間知らずだな)
国王「死ねー‼」
そんな事を言って放たれた水は、まるで水鉄砲とのような威力で、それが顔の布にべちゃべちゃつくので更に国王に対してこの憎悪が深まった気がした。
雷神(何だこれは)
そんな事を考えていると、ノロノロと国王が後ろに回ってきた。そしてナイフを突き刺してきた。
だから私は後ろを向いてナイフを掴んだ
すると国王は、驚いたようで目を丸くした。
そこで私は考えた、こいつに最後絶望を味わいながら死んでもらおう。なので私はそこら辺に捨ててあった紙を取って字を書いた。
これが本当の"水'を操る能力だ
by侵入者
それを見た国王は、顔を赤くして
国王「何だこれは！」
と、言った
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作者名：月翔 | 作成日時：2019年6月28日 23時
