【村正が三十五振り】 ページ35
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「ねぇ…主それ本気で言ってる？」
「本気も何も、お前らに行ってもらわねぇと資源大量ゲットが出来ねぇんだよ」
「だからって…！」
「ここ数日は、歴史修正主義者が本丸を襲ったって話は全くという程聞いてないし、短刀達と村正ちゃんはいるから何かあったって大丈夫だよ」
俺の前に座る加州は眉間にしわを寄せて、渋々といった顔で「分かった…」と返事をした。
先日の事件__幽霊騒動__で頭から少し離れてしまっていたが、うちは今非常に資源不足だ。鍛刀をあまり行わないから資源の減りがそんなに少ないなんて可笑しいとか思ったら大間違いだ。ここ連日、早く短刀達を修行に行かせようと思って池田屋に何度も向かわせているが、やはりまだまだ力不足な様で大怪我を負って帰還する刀が絶えない現状。だから手入れを通常より多くやっているおかげで資源は減っていく一方。
だから俺は出せるだけの戦力を総動員し、資源が多く手に入れれる場所に遠征に行ってくれと隊長の加州に頼んだのだが、こんのすけが伝えに来た例の本丸襲撃事件のことを気にして行くのを拒否し、せめて二日程度の遠征にしてくれと意見を出してくれたのだが、俺も俺で大丈夫の一点張り。
そして今漸く、話の終わりの光が見えてきた。
「でも！」と加州が、俯いていた顔を上げて、真剣な眼差しで、
「何かあったら絶対に、俺達を戻してよね」
「…嗚呼。こんのすけにも言ったが俺はまだ死にたくないからな」
「……信じてるからね」
「はいはい。あ、見送りくらいするよ。その方が彼奴らも喜ぶだろ」
「そうだね。皆主のこと大好きだから」
「いや〜照れるねぇ」
くすくすと笑いながら廊下を歩き、大部屋に向う。そこには準備を整えた今回の遠征メンバーが揃っているからだ。
襖を開けると予想通り、準備万端の遠征メンバー達が勢揃いしていた。
メンバーは隊長加州、副隊長は今剣。後はにっかり青江と堀川に薬研、村正だ。村正ちゃんはお留守番でちょっぴり寂しそうだ。
俺はいまつると村正に御守りを持たせ、無事に帰って来いよとお見送りした。
これから五日、何も事件なんて起こらず、平和に過ぎ去ってくれる様、静かに願った。
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コンペイトウ(プロフ) - 世界のバカっこ！さん» ＞＞速攻身バレ＜＜ 見て下さったんですねー！有難う御座います！(''◇'')ゞ (2017年6月25日 18時) (
レス) id: 9ff541469f (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ！(プロフ) - コンペイトウさん» 更新頑張らせていただきます！！ (2017年6月25日 17時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ！(プロフ) - コンペイトウさん» 「腰痛持ちて知られておっさん扱いされるかと思ったが援護されてめっちゃ安心」by審神者 もしかしてい「工？刀種？苦無ダけど」のコンペイトウさんですか！？わわ、私あの作品の大ファンでいつも見てます！！大好きな作品の作者様にコメントしてもらえて感激ですっ！ (2017年6月25日 17時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
コンペイトウ(プロフ) - 大丈夫です審神者さん。私去年までは〇学生だったのに今軽く腰痛持ちですから。足腰が完全におばあちゃんですから。更新頑張って下さい (2017年6月25日 17時) (レス) id: 9ff541469f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：世界のバカっこ
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年5月19日 18時
