【村正が二十九振り】 ページ29
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俺はいまつるの言われた通り安全運転で畑まで二人を背負って全力疾走。おかげでこれからが本番だというのに、HPが残り5もあるかないかだ。
ゴロンと土が服や髪に着くことなんて忘れて地面の上に転がる。俺の無様な姿を見た薬研が「相変わらず体力ないな、大将」と呆れた様に言ってきた。冷たいこと言ってくれるじゃないかと思っていると、スッと差し出された手。さっきまでの薬研は誰だったんだろうか。キラキラとした笑顔を俺に向けて「ほら、早く起きろよ」と言った。
きっとこの笑みにやられる女性審神者いっぱいいるんだろうなぁ…と考えながらその手を借り起き上がる。軽く土を払い、「よし」と気合いを入れる。
ざっと周りを見渡しどの刀剣がいるか確認する。
どうやら、短刀達と村正二人が手伝いに来てくれた様だ。大きいのが二人も来てくれたのは助かるが…突然脱ぎだしたりしないよな？ 俺はここが一番心配だ。
俺の心配をよそに村正ちゃんの方が「まだデスか？」と聴いてきた。
「あ、ごめん。ちょっとボーッとしてたわ」
「主さんはよく考え事をしてマスね。何か悩み事デスか？」
「違う違う。悩みなんてないよ。ただ誰がその作業をした方が効率がいいかなーって思ってただけ」
「そうデスか」
「そういうことでーす。よーし、皆んなー。先ずは俺が手本見せるから、その通りにドンドン進めていってくれ！ 前田と平野には悪いが、ジョウロに水を入れて持って来てくれ！ この面積のデカさだ。かなり水がいるから、たっぷり入れてこい」
それぞれ大きな返事をして、前田と平野以外は俺に着いて畑の仮のスタート地点まで行く。脇差達を中心に作ってくれた、落ち葉と混ぜ合わせた栄養たっぷりの土。初めてやった時もこれで成功した。多分よっぽどのことがない限り大丈夫だ。
「こうやって、土に指を入れて、第二第三関節くらいまで掘れたらそこに種をこれくらいパラパラと蒔く。深さは大体でいいが、あんまり深すぎると日光が当たらず育たねぇから気を付けろよ。で、次は…っと。こうやって土を被せてやって、後は水をやれば完成だ。分担してやった方が楽だが、皆んなやりてぇだろ。一通りの作業」
「もちろんです！ ぼくのうでのみせどころですからね！」
ドンっと胸を叩き、自信満々ないまつる。確かにこの中で経験者はいまつるだけだ。加州は多分焼けたくないからパスしたんだろう。
「じゃあ何か分からないことがあったら俺かいまつるに聞くこと。種はこれを別けて蒔くこと。よーし、作業開始だー！」
「おーー！ ！」
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コンペイトウ(プロフ) - 世界のバカっこ！さん» ＞＞速攻身バレ＜＜ 見て下さったんですねー！有難う御座います！(''◇'')ゞ (2017年6月25日 18時) (
レス) id: 9ff541469f (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ！(プロフ) - コンペイトウさん» 更新頑張らせていただきます！！ (2017年6月25日 17時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ！(プロフ) - コンペイトウさん» 「腰痛持ちて知られておっさん扱いされるかと思ったが援護されてめっちゃ安心」by審神者 もしかしてい「工？刀種？苦無ダけど」のコンペイトウさんですか！？わわ、私あの作品の大ファンでいつも見てます！！大好きな作品の作者様にコメントしてもらえて感激ですっ！ (2017年6月25日 17時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
コンペイトウ(プロフ) - 大丈夫です審神者さん。私去年までは〇学生だったのに今軽く腰痛持ちですから。足腰が完全におばあちゃんですから。更新頑張って下さい (2017年6月25日 17時) (レス) id: 9ff541469f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：世界のバカっこ
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年5月19日 18時
