【村正が二十振り】 ページ20
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「ヤァ。葉月じゃないか。相変わらず君の本丸はレベリング中か？ ああ違ったか。これが君の全力、だったっけ？」
「嗚呼。大正解…と、言いたいところだが、全力ではないな。今日は試したい奴がいるもんで」
「へぇ〜。もしかして、新しい刀でもきたとか？ ないない、霊力ポンコツの無能な君の元にくる刀なんてたかが知れて」
「そうだけど？」
「……は？」
火花がバチバチと両者の間でとび散る。
全く…面倒くさい奴に会っちまった。側に
相手にバレない程度の小さな溜息を俺は吐いた。
此処は演練場。國を超えて色んな審神者と刀剣男士が集まる場所だ。
俺達は村正二振りの戦闘状態を見る為、わざわざこんな胸糞悪い所まで来た。
なぜ胸糞悪いかって？ それゃこんな風に俺の霊力云々のことをベラベラとデカイ声で話す奴もいれば、影でヒソヒソと噂する奴もいるからだ。
別に俺自身はたいして気に留めないが、うちの
さっきも言った通り、今彼奴らはこの一つ前の試合の怪我の治療をしてもらっている為、学校でいう保健室みたいな所にいる。そこは審神者は立ち入り禁止の場所だから俺はこうして外で待っていた。すると研修生時代同期だった男が揶揄いにやってきて、今に至る。
此奴は俺と違って霊力は豊富だが__代々審神者の家系らしい__性格がこれだからこれっぽっちも人が寄り付かない。逆に避けられている__研修生時代よく見た光景だ__。
正直言って俺も此奴は苦手な方だ。だが優しい俺はそんな顔微塵も出さずに話し続けてやる。ほんと俺良い奴だな。自分で言っちゃあ終わりだがな。
「一体誰を鍛刀したんだよ。アレだろ？ どうせ何時もの短刀だろ？ そんなの一振り増えたって大きな戦力にはならねぇよ」
「まー…短刀ではないな。一応」
「じゃあ脇差だ！ どうせ脇差だろ！」
「打刀だよ。後、声デカイ。鼓膜破れるっつーの」
キンキンする耳を抑えながらそう言うと一瞬男は顔を強張らせ、そして、
「は、はっ！ まぁそんな戦力じゃあ俺の刀剣達には勝てねぇけどな！ 見ろよ！ 天下五剣の三日月宗近に数珠丸恒次、石切丸に蛍丸に」
「あ、治療終わったみたいだからもう行くわ。んじゃ」
「お、おい！ まだ話は終わってねぇぞ！」
「何だよ…俺はもうお前に用は無いンだが」
「大体おま、…え」
「？」
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コンペイトウ(プロフ) - 世界のバカっこ！さん» ＞＞速攻身バレ＜＜ 見て下さったんですねー！有難う御座います！(''◇'')ゞ (2017年6月25日 18時) (
レス) id: 9ff541469f (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ！(プロフ) - コンペイトウさん» 更新頑張らせていただきます！！ (2017年6月25日 17時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ！(プロフ) - コンペイトウさん» 「腰痛持ちて知られておっさん扱いされるかと思ったが援護されてめっちゃ安心」by審神者 もしかしてい「工？刀種？苦無ダけど」のコンペイトウさんですか！？わわ、私あの作品の大ファンでいつも見てます！！大好きな作品の作者様にコメントしてもらえて感激ですっ！ (2017年6月25日 17時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
コンペイトウ(プロフ) - 大丈夫です審神者さん。私去年までは〇学生だったのに今軽く腰痛持ちですから。足腰が完全におばあちゃんですから。更新頑張って下さい (2017年6月25日 17時) (レス) id: 9ff541469f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：世界のバカっこ
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年5月19日 18時
