【村正が十九振り】 ページ19
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「本当にすみません…」
「いいって。堀川から事情は聞いた。ただの事故だろう？」
「ワタシの不注意の所為デス…堀川殿は悪くありません」
「はいはい。誰も悪くねぇ、悪くねぇ。後、今危ねぇから離れよーな」
「今直ぐ離れなさい！ ！」と叫ぶ村正(兄)の声もガン無視して、皆んなの代わりに料理をしている俺の腰にベッタリ引っ付いている村正ちゃん。
振り払うのも可哀想だけど、かといってこのまま抱きつかれたままなのは危ないし…。
俺は試されているというのか…。
いや、何にだよ。
「今剣ー、今から湯切りするから村正ちゃん離してくれー」
「はーい！ りょうかいしました！」
「あ、主ーーー！ ！」
ズルズルと今剣に引き摺られ、大部屋に戻っていった村正にばいばーいと軽く手を振り、漸く湯切りを始める。
本丸には特に決まった季節はない。一応あるっちゃあるけど、俺の意思という名のボタンで夏から冬へ、春から秋へと簡単に変えれる。
今の季節もよくわからねぇ。多分春の終わりか夏の始まり辺り。だからそこまで暑くはないのだが、湯切りするだけで汗が流れる。
元はナポリタンの予定だったけど、今からそれを作るのはなんだか気がひける。と、いうことで冷製パスタにします。
朝、短刀達が畑から収穫してきてくれた野菜をふんだんに使って、ついでに錦糸卵ものせて、これで完成。こういう時、そんなに人数がいないから助かるんだよなぁ。一人でささーっと出来るから。
……ここもいつか人数が増えたら俺が厨に立つことも少なくなるのかな。
「あるじさまー、どうしたんですかー？」
「俺っち手伝おうか？」
「僕も…」
「お箸だすくらいなら僕に任せて！」
「……あ、嗚呼。有難う。じゃあ任せようかな」
ぞろぞろとお手伝い隊が来てくれて、準備した食器を次々と大部屋に持っていってくれた。優しいねぇ、皆んな。思わず微笑んでしまっていた。
「主頬緩々だよ？」
「だろうな」
「！ 分かってて直さないなんて、主らしくないね」
「そうだな。俺らしくないな」
「……もー、俺の知らない主みたいで嫌なんだけどー！」
「あっはっは！」
「笑いごとじゃない」と肩パンされたのはいうまでもない。
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コンペイトウ(プロフ) - 世界のバカっこ！さん» ＞＞速攻身バレ＜＜ 見て下さったんですねー！有難う御座います！(''◇'')ゞ (2017年6月25日 18時) (
レス) id: 9ff541469f (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ！(プロフ) - コンペイトウさん» 更新頑張らせていただきます！！ (2017年6月25日 17時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ！(プロフ) - コンペイトウさん» 「腰痛持ちて知られておっさん扱いされるかと思ったが援護されてめっちゃ安心」by審神者 もしかしてい「工？刀種？苦無ダけど」のコンペイトウさんですか！？わわ、私あの作品の大ファンでいつも見てます！！大好きな作品の作者様にコメントしてもらえて感激ですっ！ (2017年6月25日 17時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
コンペイトウ(プロフ) - 大丈夫です審神者さん。私去年までは〇学生だったのに今軽く腰痛持ちですから。足腰が完全におばあちゃんですから。更新頑張って下さい (2017年6月25日 17時) (レス) id: 9ff541469f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：世界のバカっこ
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年5月19日 18時
