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中原side
可笑しい。
俺の仕事を手伝いに来た柊の様子が可笑しい。
何時もはニコニコと俺に笑いかけてくれるが今日は其の笑顔を一度も見ていねぇ。何度目か途中から数えるのが面倒になる程柊は溜息を吐いている。
だが仕事のスピードは相変わらず疾い。一体如何なッてンだ…？
何かあった…としか考えられねェよな。
中原「柊」
「……」
中原「柊？ 大丈」
「名前呼び、で…いいですよ……？ 」
中原「？ ！ ？ 」
「・・・へ、あ、ああああ！ 忘れて下さい！ 其の、かか、考えっ、事をしてまして！ 」
顔を赤くさせ、手と首をブンブンと横に振り、俺から必死に目線を逸らして地面ばかり見ている。
急な事に俺まで動揺を隠せず「あ、…ああ……」と云いたい言葉が見付からず、口から出るのは「あ」の一文字。
柊は地面。俺は窓の外を眺め乱れた呼吸を整え、お互いの顔を見合わせる。
クソ……何だよ、無駄に脈が速く、全身が熱い。
俺は無意識に帽子を深く被っていた。
持っていたファイルで顔を隠し「あの…」と柊が口を開けた。
中原「ンだよ…」
柊「っ……其の、さっきの事は、忘れて…下さい。御免なさい。可笑しいですよね、気持ち悪いですよね。行成、…本当に、忘れて下さい」
俺はあの包帯野郎みてぇに女の扱いは慣れてない。
こういう時何て声を掛ければいいのかすら判らない。
けど、此れだけは____
中原「別に、俺は手前の事を…名前で、呼んでも……構わねぇ…が。…って、オイ？ ！ 何で腰抜かしてんだよ！ ？ 」
クタァ…と地面に座り込んでしまった柊。
「大丈夫か？ 」と手を伸ばすと「大丈夫…です」と自分で起き上がった。
「ほ、本当に、忘れちゃって、……大丈夫なんで。…無理しなくて、いい、です…よ」
中原「ひ、…A」
「はっ、はい！ ？ 」
中原「ンなビビる事はねぇだろ…。ほら、肩の力抜け」
肩に触れるとビクッと大袈裟に躰を震わせる。そしてバッと顔を隠す。
中原「ど、如何した…」
「絶対、今私変な顔なのでっ、見ないで下さい……あの、時間を下さいっ！ ！ 」
中原「A！ ？ 」
俺の横を通り過ぎたAの耳は真っ赤だった。
俺の事を、意識…してる？
否……真逆、な。俺なんかより、いい奴いる…しな。おう。
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重力遣い - 楽しく読まさせて頂きました! (2017年8月11日 13時) (
レス) id: 0860c9172b (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ！(プロフ) - アリア・パルシェさん» 何百もある文スト作品の中でこんな私の作品が一番好き…ですか?嬉しすぎて塩水が…｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡テストも次回作も頑張ります!!最後まで読んでいただき有難うございました!! (2017年2月15日 22時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ！(プロフ) - 未来さん» 中也さんはイケメンなのです(真顔)最後まで読んでいただき有難うございました!! (2017年2月15日 22時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ！(プロフ) - 冬椿 秋楓さん» 柊ちゃん嬉しくて喜んでます。中也さんと。他の作品も頑張ろうと思います!!最後まで読んでいただき有難うございました!! (2017年2月15日 22時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ！(プロフ) - 如月白蘭さん» 女の子であればみんな小さくても恋心を持っている。その恋心を揺さぶれて嬉しいです(笑)最後まで読んでいただき有難うございました!! (2017年2月15日 22時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2017年1月27日 0時
