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久し振りの休み。

私はゆっくりしようと街を歩いていた。


時刻は昼過ぎ。流石に小腹が空いた。

何処か店にでも入るか…。




私の目にチラッと映ったのはクレープ屋さん。

の、前で美味しそうにクレープを頬張っている一人の女性。
見た感じ私とそう変わらない年齢ぽいなぁ…。



声、かけてみようかな。

私は何時も通りのテンションで女性に声をかける。









太宰「お一人ですか?」



「…。」



太宰「あ、あの…、」



「…わふぁひでふか?」



太宰「全部飲み込んでから返事して貰って大丈夫ですよ。」








口の中にかなりの量が入ってたのかモゴモゴとしていたので飲み込む迄待つ形になった。


ゴクリと飲み込み、口の端に付いていたクリームを拭いながら私に話しかける。








「で、何ですか?」



太宰「ふふっ、コッチにも付いてますよ。」



「っ!」








反対側にも付いていたクリームを拭ってあげようと手を伸ばす。


女性はスッと横に逃げる。
「自分で出来ますんで。」と云いクリームを拭う。

此れは…ちょっとガードが固い女性だな。








太宰「行成話しかけられた人は信用出来なくても当然ですよね。済みません。」



「いえ、大丈夫です。」



太宰「其れ美味しいんですか?」



「はい!此処の店のお勧めナンバーワン商品で、初めはナンバーワン商品でもどうかなって疑ったんですが実際食べてみると程よい甘さで、上にトッピングでかかっているチョコソースが此の苺にあっていて…あっ、」








顔を赤くして恥ずかしそうに俯く。

さっきまでペラペラと食べていたクレープの感想を述べていた人とは別人の様だ。


そんな彼女の変わり身につい私は吹き出してしまった。









「なっ、笑わないでくださいよ!此れが美味しいのが悪いんですよ…。」



太宰「貴方は可愛らしいですね。コロコロと表情が変わって面白い。」



「初対面なのに失礼な人ですね。」



太宰「よく云われます。」



「ふーん。あっ、もうこんな時間!御免なさい、では!」



太宰「あ、…はい。」









最後に名前だけでも教えて欲しかったな…。

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のぶめ - こんなに泣ける小説初めて見た… もう幽霊怖いとか言えなくなりそうです〜(号泣) (2018年12月9日 10時) (レス) id: 4aa4850497 (このIDを非表示/違反報告)
Bandage - え、やばい……私はこんなに涙腺が緩かったっけ?(汗)切なすぎる……でも良い作品ですね。 (2018年5月26日 16時) (レス) id: 5043cdfb1a (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 涙が止まらないです。占いツクールで号泣したのはこれが初めてです。愛してるっていい言葉だなって思いました。 (2018年3月7日 20時) (レス) id: 20fdbb622f (このIDを非表示/違反報告)
泣き虫*シズク - バカっこさんの作品で何回泣かされるのでしょう(号泣 (2017年2月2日 16時) (レス) id: edceb82775 (このIDを非表示/違反報告)
砂乃騎 紫@トリップ信者募集(プロフ) - 涙が止まりません...。最後の、「いっぱいたべる君が好き」が過去形になったとこでめっちゃ涙が溢れてきました。とてもよかったです! (2017年1月15日 23時) (レス) id: e36516c6c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:id | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年12月22日 1時

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