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NO.83 ページ35

「━━━━━It’s.show time」




会場内に聞き覚えのある声が、鐘の音と共に響き渡る







会場内に白い煙が一気に充満し始める。



━━━━━━━━キタキタ、やっとお出ましだ。私は一気に高揚感に包まれる




「キッドだ!!キッドの仕業だ!早く巨大扇風機起動しろ!!」




中森警部の騒ぐ声で、警官達が慌ただしく走り回る音がする。ガラスケースの中にいる私達は、辺り一面真っ白で何も見えない。


バンッと大きな音と共に会場内が暗闇に包まれた。



「早く電気を!予備電源起動させろ!」



「だ、ダメです!予備電源起動出来ません!」




会場内がパニックに陥る。




暗闇だから何も見えなくて私はあたりに目を頑張って凝らして見ようとすると、突然光に当てられ咄嗟に目を瞑る



「捕まってろよ。A!」




上司はスマホの明かりで私を照らし、そして抱き寄せてくる。









「━━━━━うわっ!な、何だ!?」



警官達の悲鳴と共に、ガラスケースに大量の水滴が着く。スプリンクラーが作動し始めた様だ。





「うわっ!足元がっ!?」



「きゃぁっっ!!何これっ!?」



「蘭ちゃん!?皆!!」



蘭ちゃん達の悲鳴が聞こえ、呼びかける。



上司はスマホの明かりで辺りを照らす






「…わぁ。」




目の前に広がる光景をみた私達は驚きの声をあげた。





そこにはガラスケースが一瞬のうちに氷に覆われているという、まるで魔法にでもかかったのではないかと思わせる現象が起こっていた。





話では聞いてたけど、改めて見ると凄いな。



思わず感嘆の声を漏らす。





━━━━━カシャンッ





私の片腕に感じていた重さが無くなる。手錠が外されたのかと思いきや、私の身体は宙に浮く感覚に包まれた。そして抱えられた私はされるがままにされる。





突然の事で悲鳴を上げてしまい、近くにいた上司は




「Aっ!?」


と驚きの声を上げた。




ガラスケースの外に出たのだろうか、鋭く冷たい空気に思わず身震いをする。





「…寒い。」




思わずそう呟くと


「我慢しろ。」




と冷たい快斗の声が耳元で聞こえる。





「大人しく捕まってろよ、危ないから」






落ちたら氷に突き刺さるから。そう声をかけられ、思わず身震いをする。






やがて会場内に明かりが戻る。







そして目の前の光景に、私は思わず声を上げて驚いた。




辺り一面氷だらけで、なんとも幻想的な光景が広がっていた。

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Kei(プロフ) - 続きが気になりすぎる!!!更新待ってます!! (5月6日 23時) (レス) @page39 id: d6b466aa56 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ - いいところで止めないで!続き待ってます! (2023年1月21日 17時) (レス) id: f76190de27 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新待ってます!お願いします!! (2022年9月23日 2時) (レス) @page36 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
亜莉沙(プロフ) - 続きがすごく気になりす…!!是非お願いします!!!! (2022年5月18日 2時) (レス) @page39 id: 7ba5f4dac6 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年4月26日 4時) (レス) @page39 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年5月31日 4時

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