No.53 ページ5
「いや…嘘だろ?何言ってんだよこの人…。」
私は頭を抱えて唸った
「快斗!!お前これ読んでたな!?」
私は電話でそう叫ぶと
快《まー、あの爺さんの性格的にそうなるだろうなーってなー。》
━━━またお会いしましょう。
前回去り際でそんな事をそう言えば言っていた。
「いや…人の都合とか色々無視してるし…しかもコナンくん何言ってくれてんの…
てか、相談役も何言ってんの…キッドだけじゃなくてさ…キッドファンからも命狙われんじゃねーかよ…ふざけてんのかよ…。」
これ…あの人が見ていません様に…見ていたらかなり面倒…いや、いずれはバレるか。どっちみち面倒でしかない。
いや、怪盗キッドにまた攫われる…マジックを見れるのは嬉しいし面白そうだし、ワクワクするけど…。
私はブツブツとそう言いながら、そんな事を考えた。
快《ちなみに?A、予定は?来週土曜日は空いているのか?》
「…仕事でいけないとしても…出ないと世間から余計反感買うでしょ…。」
私はスマホのスケジュール帳で予定をみた。
「……ははっ…。空いてるし…。」
土曜日はちょうど元々休みの日だった。
快《そーか、そーか!!ま、またよろしくな!Aっ!俺のマジックで楽しませてやるって!!そんな深く考えるなよ!!!》
嬉しそうにそう言ってくる快斗の声が聞こえる
「……ま、何とかなる様にするか…。」
こんなに嬉しそうな弟の声を聞いたら、否定出来ないしね。私は諦めた様に笑った。
「でも、前回でキッドキラーには割と疑われているから下手に手は、私は出せないよ。」
《あぁ、今回も”観客”って事で。大人しく待ってろ。華麗に優雅に迎えに行く。》
「いや…それはいいけど。あの人も多分来るよ。大丈夫なの?」
《ぶっちゃけあいつめっちゃ怖えーんだよな。前に、俺、拳銃突きつけられるし、爆破されかけるし…。》
「ミステリートレインでしょ?前回サラッと出会ってたけど今思えば顔に出てなかったなーと思って。」
《当たりめーだろ。俺はマジシャンだぞ!》
「ポーカーフェイスを忘れるな…だよね。流石。」
ま、ぶっちゃけ来るかどうか半々だけど…来ないなら来ないでほしいが…。
今回もしも、あの上司が来たら、前回よりもっと、正面からの対決…。
『安室透とキッドキラーVS怪盗キッド』って事になる。
うわ、めっちゃ面白そうだな。
不安と楽しみが混ざり、私は思わず笑いそうになったのだった。
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とろろ - いいところで止めないで!続き待ってます! (2023年1月21日 17時) (レス) id: f76190de27 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新待ってます!お願いします!! (2022年9月23日 2時) (レス) @page36 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
亜莉沙(プロフ) - 続きがすごく気になりす…!!是非お願いします!!!! (2022年5月18日 2時) (レス) @page39 id: 7ba5f4dac6 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年4月26日 4時) (レス) @page39 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
W.m(プロフ) - とっても面白いのでもう5周ぐらいしてしまいました。更新楽しみに待ってます! (2022年4月23日 21時) (レス) @page36 id: 63cab791a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アレン | 作成日時:2018年5月31日 4時