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No.76 ページ28

「…とりあえず、キッドにわざと盗ませる案はなくなったとしても…貴女はBlueLady…蒼の貴婦人という宝石を身に纏う事になる…それ相応の格好にはなって頂きますわよ。」

そう言って私の手を引く。

「ほら、皆着替えに参りましょ。」

「えっ…!?あっ…!?」

またなんか着させられるの!?まじかよ…。

何故か皆は動揺した様子はなく、私だけが同様していた

「…貴方の分も着替えは用意させますわ。彼女の隣に立ちたいのならね。」

「…えぇ、わかりました。」


私は蘭ちゃん達に手を引かれ、衣装室に連れられたのだった。



━━━━━━

「…待って。ねぇ待って下さい。これは露出度高すぎませんかねぇ…。」

私は涙目になりながら訴えると

「何言ってんのAさん!凄い似合いますよ!足長いしスタイル良いんですから!」

「普段落ち着いているからむしろ大胆に行きましょう!」

「…貴女に足りないのは自信ね。もっと自信持ちなさい。」

「ひぇ…。勘弁して下さい…。」

彼女達の着せ替え人形となった私は色々ドレスを着せられ、そして髪型やメイクも、プロのスタイリストにお願いしてやってもらった。

まさかここまでとは…思わずそんな言葉を漏らした。

全てが出来上がり、鏡で見ると、本気で誰?と言いたくなるレベルに私は激変していた。

紺色のスリットドレス…後ろは大胆にも背中がレースになっていて透けて見えるようになっている、所謂シースルーってやつだ。

片足が大胆に開いている…いや、希望通り動きやすいドレスとは言ったが…これは…セクシー過ぎないか…?

そして髪も綺麗に纏められ、メイクもしてくれた。メイク割と濃くない?濃いメイク普段全然しないから違和感しかない…いや、むしろ全身が違和感しかないだろ…。

まじで誰だ…と呟きながら自分の姿を鏡でマジマジと見ていると

鏡に映った皆は私を目を見開いて見てくる

「…やっぱ変だよね。違和感しかないよね。」

から笑いしながらそう尋ねると

「いや、むしろ逆…しっくり来てます…凄い綺麗…。」

スタイリストさん達もうっとりとした目で私を見てくる


「…想像以上ね。この姿ならBlue.Ladyを持たせて表に出ても大丈夫そうですね。」

奥さんもなんか納得した顔を向けてくる。と、とりあえずなんか納得はしてくれて機嫌はいいようだ。

…この後考えるとこの格好結構面倒なんだが。まぁ、しょうがないのかな。


私は諦めた様に溜息を着いた。

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とろろ - いいところで止めないで!続き待ってます! (2023年1月21日 17時) (レス) id: f76190de27 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新待ってます!お願いします!! (2022年9月23日 2時) (レス) @page36 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
亜莉沙(プロフ) - 続きがすごく気になりす…!!是非お願いします!!!! (2022年5月18日 2時) (レス) @page39 id: 7ba5f4dac6 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年4月26日 4時) (レス) @page39 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
W.m(プロフ) - とっても面白いのでもう5周ぐらいしてしまいました。更新楽しみに待ってます! (2022年4月23日 21時) (レス) @page36 id: 63cab791a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年5月31日 4時

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