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No.66 ページ18

「━━━━━━━━おい、バーボン。例の奴からの情報は…。」


「これですよね?手に入れてますよ。後始末も終わらせてます。」


「…。やけに早いな。」


「悪いですか?何、簡単な仕事だったってだけですよ。」


「…そうかよ。もうお前に頼む仕事はしばらくねぇ。好きにしろ。」


ジンは舌打ちをして、渡したUSBメモリを持ってホテルの部屋を後にした

「…ふぅ。」

一呼吸おいて、部屋を後にし、そして自分の車に乗るのに、地下にある駐車場に向かった


「━━━━━━━━━Hi.Bourbon.」


僕の車に寄りかかり、妖艶な笑みを見せて笑いかけてくるこの女。

「…何の用ですか?ベルモット。仕事は終わったでしょう。」

溜息混じりにそう尋ねると

「あら、冷たいわね。世間話位させなさい。」

そう言って静かに笑いかけてくる。

「…全く…。わかりましたよ。」

かなり時間のかかる仕事を、土曜日を休みにする為に一気に片付けたから、結構疲労が溜まっている。

早く休みたいし、少し調べ物をしたいから早く帰りたいのだが、ベルモットが世間話をしたいって言い出す時は、僕を食事に誘う合図

…仕方ない。行くしかないか。

助手席の扉を開けてベルモットを乗せ、車に乗ってエンジンをかけた

━━━━━━━━

ベルモットに連れられて来たのは都内の某高級レストラン

夜景を一望できるレストランのフロアを貸切にしたらしく、周りに誰もお客はいない。

ベルモットは優雅にワイン片手に景色を堪能していた

「…ねぇ、バーボン?ジンから聞いたわよ。貴方随分この所、いつもより気合い入っていたみたいね?」

ベルモットはチラッとこちらを見て微笑んで来る

「…何、簡単な仕事が多かったのと、さっさと終わらせたかった…それだけですよ。」

「へぇ…。何か予定でもあるの?」


「…はっきり聞いたらどうです?そんな回りくどい質問をしないで。」


「はぁ…わかったわよ。ねぇ。随分と注目されているみたいじゃない?貴方のキティちゃん。ニュース見たわよ?」

ベルモットはシンデレラ姿のAの写真をスマホで見せてきながら笑う

そう、このシンデレラ事件で、ベルモットに僕が好意を寄せている事はバレた

本当の事はバレていないが、ベルモットとはとある交渉を持ちかけ、彼女は何も無い、そして手を出さない事を約束させている

「…僕からしたら複雑ですけどね。」

そう言って少し苦笑いをしてみせると

「あら、意外と可愛い所あるのね。」

と、笑われた。

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とろろ - いいところで止めないで!続き待ってます! (2023年1月21日 17時) (レス) id: f76190de27 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新待ってます!お願いします!! (2022年9月23日 2時) (レス) @page36 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
亜莉沙(プロフ) - 続きがすごく気になりす…!!是非お願いします!!!! (2022年5月18日 2時) (レス) @page39 id: 7ba5f4dac6 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年4月26日 4時) (レス) @page39 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
W.m(プロフ) - とっても面白いのでもう5周ぐらいしてしまいました。更新楽しみに待ってます! (2022年4月23日 21時) (レス) @page36 id: 63cab791a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年5月31日 4時

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