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No.50 ページ2

千「いきなり誘っちゃってごめんねぇ。A。」

「大丈夫ですよ。仕事終わりでしたし。」

私は目の前に置かれたフレンチ料理を食べながら答えた

私の目の前にいて、高級レストランから見える夜景を眺めながらワインを片手に話しかけてくる女性…

黒羽千影さん。親戚であり、私にとっての母親。この人は私を娘の様に可愛がってくれている、私の恩人…大切な人の一人。

普段は海外を拠点としていて日本にいないのだが珍しくこちらに帰ってきたらしい。

私の顔が見たいと電話で私を呼び出し、こうして今、とある高級レストランで2人でディナーを楽しんでいた。


千「仕事…大変そうね。その隈見ると。」

千影さんは私の顔を見て少し不安そうな顔を向けた

「いや…これはちょっと…私が勝手に無理しただけで、仕事自体たしかに大変ですが、やりがいはありますよ。」


私は罪悪感で目を逸らして苦笑いを浮かべた


そんな私を見た千影さんは


千「…昔からそう。嫌な事があるとすぐ、何かにずっと没頭して平気で徹夜をして無理をする…。何かあったの?」


そう言って私を真剣な目で見てくる。


……やっぱりこの人には、かなわないなぁ。



私が警察官…しかも公安に配属になった時もすぐに見破られてしまった。昔から”2人”の前では嘘は通じなかった。



私は苦笑いをして




「……ちょっと、とある上司について…何ですが…。」



この人は秘密は絶対に守ってくれる。私はポツポツと大まかに、本当に言えない事を伏せて、今までの、からかわれている事とかを話した。


千影さんは私の話を聞き終わると、しばらくポカンとした顔をした。そしてふふっと笑い始める


「いや、なんで笑うんですか。」


千「ごめんね。やっとね…。Aに、そんな悩みを持つ時が来るなんてね。嬉しくなったのよ。」


千影さんは何故か嬉しそうに私に笑いかけてくる。


何が嬉しいんだ。こっちは真剣に悩んでいるのに


私は不満げな様子をすると、千影さんは私に笑いかけて


千「ねぇ、A。もしかしてだけど……上司って、この人?」


そう言って私にスマホの画像を見せた。


その画像は私が快斗にシンデレラにされて攫われた時、画面端に微かに映る見た事の無い位焦った表情をしていて、手を伸ばしている上司がそこにいた。


久しぶりに顔を見た。心臓が無意識に大きく1つ音を鳴らした

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とろろ - いいところで止めないで!続き待ってます! (2023年1月21日 17時) (レス) id: f76190de27 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新待ってます!お願いします!! (2022年9月23日 2時) (レス) @page36 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
亜莉沙(プロフ) - 続きがすごく気になりす…!!是非お願いします!!!! (2022年5月18日 2時) (レス) @page39 id: 7ba5f4dac6 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年4月26日 4時) (レス) @page39 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
W.m(プロフ) - とっても面白いのでもう5周ぐらいしてしまいました。更新楽しみに待ってます! (2022年4月23日 21時) (レス) @page36 id: 63cab791a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年5月31日 4時

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