No.6 ページ7
しばらくして枕に押し付けていた顔を上げて、近くにある上司のケータイの電源をまたつけた
「はぁ…起きなくちゃ…。」
なんか物凄く行きたくない
物凄く疲れきった身体を起こし、ベッドから降りた
「…朝食。」
私はキッチンに向かい冷蔵庫の中を確認。材料はまだ少しある様だ
普段は朝そこまで食べないが流石に上司がいるし、迷惑をかけてしまったから何かしら恩を返さないと。
私はエプロンを着て、朝食を作り始めた
「…こんなもんで大丈夫かな。」
焼いたトーストにスクランブルエッグ、焼きベーコン、ソーセージ、サラダといった一般的にありそうなメニューを作り上げテーブルに置いた
そしてコーヒーメーカーを使って入れたコーヒーが入ったマグカップを2つをテーブルに置いた。
「…珍しく朝食って感じの朝食用意したな。」
久々のまともな朝食を作り上げられた事に謎の達成感を覚えていると、リビングのドアが音を立てて開いた
「あ、降谷さん朝食用意したんで食べま…」
振り返りながらそんな事を言ってた言葉が静止した。
上半身裸でまだ髪が濡れている状態の上司が入ってきたから思わず私は固まった
水も滴る良い男とかそんな言葉があるがまさにそれがコレなんだなと冷静に考えてしまう
そんな事を考えている事を知らないだろう上司は「朝食用意してくれたのか、ありがとう」と言いながら席に座った
零「……俺の身体そんなに好きなのか?」
固まっている私にニヤニヤ笑いながら頬杖ついてそう言い放つ
「なっ…!違いますから!服着て下さいよ!風邪引きますよ!」
私は顔を真っ赤にしてそう反論するが上司は無視していただきますと言って朝食を食べ始めた
その様子を見て私も反論する気力を失い、席について食べ始めた
零「…美味いな。料理出来たんだな。」
なんか意外だと言いながら食べてくれる上司に思わず嬉しくなるが必死に表情を抑えた
「……ありがとう…ございます。」
そうお礼を言うとその様子をみた上司は静かに笑った。
零「なんか新婚生活みたいだな。」
「んぐっ!!?」
唐突の爆弾発言に私は飲んでたコーヒーを吹きそうになる
その様子に笑いながら「冗談だ」と言って満足そうに食べる上司
「冗談が過ぎますから!そーやっていつもからかって…!」
噎せながらそう言った私を見てふふっと腹立つ顔をこちらに向けた
零「そのエプロン姿も似合ってるぞ。」
って言ってくる上司に私はもういいですから!とキレながら言ったのだった
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yuyuyu(プロフ) - 降谷さん推しの自分には最高の作品です!!細かいかもですが風見くんの一人称自分ですよ! (2022年4月26日 15時) (レス) @page36 id: a946daa559 (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - souさん» お返事遅れてすみません。ありがとうございます!とても光栄に思います! (2022年4月18日 13時) (レス) id: 227d2dfa97 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 零さん素敵!!大人の魅力溢れすぎてドキドキしちゃいました♡♡ (2022年3月13日 20時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - カトレアさん» コメントありがとうございます!かっこいいって言ってくれたのが嬉しいです!!続編でも是非とも読んでいただけると嬉しいです!!本当にありがとうございます! (2018年6月1日 1時) (レス) id: ab7db67b39 (このIDを非表示/違反報告)
カトレア(プロフ) - もう、アカーーーン!!!!ってニヤニヤしすぎて叫びましたよ←零ちゃんカッコよすぎかね…… (2018年5月31日 22時) (レス) id: 6433e9a6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アレン | 作成日時:2018年4月25日 2時