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No.46 ページ48

「まじか…。」

重い身体を起こし、周りを見渡した私は思わず溜息と共に言葉が出た

そして頭を抱える。

上司が一旦お店を出て、そしてその間バーテンダーと話して…そこから記憶が無い。

「久しぶりに酔い潰れたのか…。」

酔い潰れたの何年ぶりだろうか。しかも酔い潰れた状況が悪過ぎる。

前にも迷惑かけたばかりなのにまた同じ過ち犯してしまったのか…。




ちらっと自分の今着ている服を見る


スエットにいつ着替えたんだ。いや、前回を踏まえて無意識に着替えたやつか…?



しかも下スエット履いていないし…。


布団から出て近くに畳んで置いてあった下スエットを履くが、腰周りが合わず、ストンと下に落ちてしまう。

「……。緩いし。高身長過ぎるだろ…。」


女子の中で割と身長高い方なんだが…。それでも高身長の上司にイラッとくる。


仕方なく下を履くのを諦め、上司はどこにいるか気になり、私はそっと部屋を出た。



リビングの方に向かい、扉を開けた。



そこには、ソファーで仰向けになって寝ている上司がいた


やっぱりソファーで寝せてしまったのか…。


私は罪悪感で、また溜息をついた。


…そういえば、上司は、今日は珍しく、仕事が全部休み…つまりオフの日だ。


ならこのまま寝ていてもらおうかな。疲れているだろうし。


私は上司の寝ている近くまで来た。そして床に落ちていた毛布をそっとかけようとすると


「きゃっ……!!?」


いきなり腕を引っ張られてバランスを崩し、そのまま上司の寝ているソファーに思いっきり倒れ込んだ


え!?何!?


突然の事で反応出来ず、倒れ込んでしまい、上司の上に乗ってしまう


すぐに離れようとするが腰を掴まれ離れられなくなってしまう。


零「おはよう。A。」



至近距離で私を見上げて、笑顔でそう言ってくる上司。あまりの近さと状況に、私は顔を赤くする。


零「いい眺め。」


私の様子をみた上司はそう呟いて腰を掴んでいた手を片手離して、私の顔にそっと添えてくる




「━━━━っ!!!ふ、降谷さん離してください!!」


そう私は叫ぶと、上司はムッとした顔をして「だから元に戻るな。名前で呼べ。」と言ってくる。


今はんな場合じゃねーよ!!



そんな言葉が喉まで来るが必死に抑えた


「…れ、零さん。お願いですので離してください…。」


頼むから離してくれ。恥ずかしさで本当に持たない。


私は懇願する様に頼んだ。

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yuyuyu(プロフ) - 降谷さん推しの自分には最高の作品です!!細かいかもですが風見くんの一人称自分ですよ! (2022年4月26日 15時) (レス) @page36 id: a946daa559 (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - souさん» お返事遅れてすみません。ありがとうございます!とても光栄に思います! (2022年4月18日 13時) (レス) id: 227d2dfa97 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 零さん素敵!!大人の魅力溢れすぎてドキドキしちゃいました♡♡ (2022年3月13日 20時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - カトレアさん» コメントありがとうございます!かっこいいって言ってくれたのが嬉しいです!!続編でも是非とも読んでいただけると嬉しいです!!本当にありがとうございます! (2018年6月1日 1時) (レス) id: ab7db67b39 (このIDを非表示/違反報告)
カトレア(プロフ) - もう、アカーーーン!!!!ってニヤニヤしすぎて叫びましたよ←零ちゃんカッコよすぎかね…… (2018年5月31日 22時) (レス) id: 6433e9a6c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年4月25日 2時

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