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No.42 ページ44

零「飲みたい物の希望はあるか?」


上司に尋ねられて私は頭を悩ませる


お酒に詳しくないから何があるのかわからないな…

そう考えていると

零「ないなら、飲みやすいものを俺が代わりに頼むけどそれでいいか?」

そう言ってくれたので、それでお願いしますと頼むと、バーテンダーに慣れた感じで話しかけた。

……この人組織の仕事でこの様な所は来慣れているのかなと、上司を軽く眺めながらボーッとした頭で考えた。


「……お待たせ致しました。」

少しして、私の前に小さなグラスに入った白い色をしたカクテルが置かれた。

「……降谷さ「零ね。」」

零「二人きりなんだから…ね?」

目の前に置かれたグラスに口を付けていた上司は妖艶に笑いかけてくる

相変わらずだ。何でそんなに名前で呼ばれたいんだか。

私は、はぁ…と、ため息をついた。

「……零…さん。これはなんて名前のカクテルですか?」

改めて名前で呼び、気になった事を聞くと、満足した様に笑い、答えてくれた

零「それはカウボーイ。ミルクで割っているから口当たり滑らかで飲みやすいはずだ。」

私は1口、コクっと飲んでみる。

「……美味しい。」

私は思わず呟く

「…割ってあると言ってましたね。何のお酒と割ってあるんですか?」

そう尋ねると上司は自分の飲んでいたグラスを私に見せて

「━━━━━バーボン。」

そう言って私に大人の笑みを見せてくる。


「━━━━━━━っ。」


私は目をサッと逸らして


「あ…そ、そうですか…。」

なんとも歯切れの悪い返事をした

そんな様子を見た上司は満足気な顔をして、またグラスに口をつけた


「…バーボン…私にその…飲ませたかったのならそれと同じのにすればよかったじゃないですか…。」


私はカウンターのテーブルに肘を着いて上司に顔を背けてそう呟くと


零「度数高いし癖があるから飲めないと思うぞ。」


そう言いながら静かに微笑んでグラスを傾けた


零「……試しに1口…飲んでみるか?」


そう言って私に飲んでいたグラスを渡す


渡されて受け取ってしまったから仕方なく1口飲んでみる

「……確かに癖はありますね…」

飲めなくはないが癖が強くてなれない。私は少し苦い顔をしてグラスを返した

零「…駄目か。なら…俺の口移しなら…飲めたりして…な。」


突然変な事を言い出した上司に私は変な声を上げる


それを見た上司は


零「…なぁんてね。」


そう言って怪しく優雅な笑みを零した

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yuyuyu(プロフ) - 降谷さん推しの自分には最高の作品です!!細かいかもですが風見くんの一人称自分ですよ! (2022年4月26日 15時) (レス) @page36 id: a946daa559 (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - souさん» お返事遅れてすみません。ありがとうございます!とても光栄に思います! (2022年4月18日 13時) (レス) id: 227d2dfa97 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 零さん素敵!!大人の魅力溢れすぎてドキドキしちゃいました♡♡ (2022年3月13日 20時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - カトレアさん» コメントありがとうございます!かっこいいって言ってくれたのが嬉しいです!!続編でも是非とも読んでいただけると嬉しいです!!本当にありがとうございます! (2018年6月1日 1時) (レス) id: ab7db67b39 (このIDを非表示/違反報告)
カトレア(プロフ) - もう、アカーーーン!!!!ってニヤニヤしすぎて叫びましたよ←零ちゃんカッコよすぎかね…… (2018年5月31日 22時) (レス) id: 6433e9a6c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年4月25日 2時

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