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No.31 ページ33

メールを送った相手は、私の指示通り時間を見繕って洗い出した情報を持っていく。


上司は早いな。と一言言って、資料に目を通し始めた。


そのタイミングで私と風見さんはアイコンタクトを取って、一緒に上司の元へ向かった


風「降谷さん、その案件私達が引き継ぎます。」


そう風見さんが言うと、「お前らに預けた案件はどうなった。」と言われる


「後始末だけ残っているので私があとは全てやっておきます。そして終わり次第、風見さんのサポートに入ります。」


私は予め予測していた回答をそのまま言う。不機嫌だった顔が少し柔らかくなって


零「わかった。」


そう一言言った。そして自分の仕事に戻ろうとした上司の手を私が掴む


私達は目で


(頼む、そのまま連れて行ってくれ)



(了解。)



そう会話をして、私は上司の手をそのまま引っ張った。


いきなり腕を引っ張られている上司は戸惑い「おい!A!何を…!?」
と、声を漏らす


「降谷さん、たまに私が徹夜した時に怒鳴りますよね。人の事言えませんよ。頼みますから寝て下さい。」


私はそう淡々と告げ、仮眠室にそのまま入り、仮眠室のソファーに無理矢理座らせた。

零「仕事がまだのこ「私がやるので大丈夫です。」」

そして私は仮眠室に備え付けられている毛布を上司に投げつける。


「私は仮眠先程頂きましたので、平気です。安心して下さい。」



零「……。わかった。」


上司は諦めた様に溜息をつく。そして着ていたジャケットを脱ぎ、ネクタイを片手で緩める


その様子をみた私はとりあえず一息ついて、そのまま部屋を出ようと足を向けた

上司に何故か手を掴まれる。

「…降谷さ「零だ。」」


零「零って呼べと言っただろう?」


そう言って意地悪ないつもの腹立つ顔を向けてくる


「…いや、職場で流石にそれは…。」



零「今は二人きりだろう?問題ない。」



罰を執行すると言った上司は、私を隣に座るように言ってきた


「え…何するんですか。」


私は渋々隣に座ると、そのまま上司は私の太腿に頭を乗っけてゴロンと寝転がる



零「ん。丁度いい。」


そう言って私が渡した毛布を被ってそのまますぐに眠った


「ええぇ……。マジか…。」


かなり徹夜した様子で起きる気配もない。そっと眠る上司の頭を撫でてみる


「…お疲れ様です。」


私はそうボソッと呟き、フッと笑った

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yuyuyu(プロフ) - 降谷さん推しの自分には最高の作品です!!細かいかもですが風見くんの一人称自分ですよ! (2022年4月26日 15時) (レス) @page36 id: a946daa559 (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - souさん» お返事遅れてすみません。ありがとうございます!とても光栄に思います! (2022年4月18日 13時) (レス) id: 227d2dfa97 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 零さん素敵!!大人の魅力溢れすぎてドキドキしちゃいました♡♡ (2022年3月13日 20時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - カトレアさん» コメントありがとうございます!かっこいいって言ってくれたのが嬉しいです!!続編でも是非とも読んでいただけると嬉しいです!!本当にありがとうございます! (2018年6月1日 1時) (レス) id: ab7db67b39 (このIDを非表示/違反報告)
カトレア(プロフ) - もう、アカーーーン!!!!ってニヤニヤしすぎて叫びましたよ←零ちゃんカッコよすぎかね…… (2018年5月31日 22時) (レス) id: 6433e9a6c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年4月25日 2時

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