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No.26 ページ28

「はぁ…。今日は帰ろ…。」


上司に渡されたスエットを見て呟いた。


時間的に出歩くのは危険だから泊まれって意味もあってこれを渡したんだろうが


「流石に迷惑かけられないし…これ以上は。」




本当に何故今日いたのだろう。ポアロでバイトだと言ってたのは上司だろう


━━━さっきの出来事を不意に脳裏に浮かぶ



「……流石だよな。簡単に"勘違いさせてくるから。"」


そーゆー経験私にないからめっきり弱い。辞めてもらいたいもんだ。


そう思いながらフッと苦い顔をして笑う


私はドレスをハンガーにかけて、自分の服に着替えた。そしてメモを残しそっと家を出た。





私は空に浮かぶ満月を見ながらゆっくり夜道を歩く



━━━━━━ふと、初代の怪盗キッドと今日見た快斗の怪盗キッドの姿を重ねる


「親子だねぇ。やっぱり。」



今度からは私には上司という名の……番犬だあれは。厄介な番犬が着いてしまったが。




「━━━━"弟"の応援位はさせて貰いたいもんだよ。」




私はポンッと青の薔薇1本を出してみせる




「━━━こんな時間にまだ帰ってねぇのかよ。」



不意に声を掛けられ、声のする方を見た



「やぁ、快斗。その言葉そのまま返すわ。」


そこには私服姿の快斗がいた。



快「俺は後始末をしてきた帰り。Aはどうしたんだよ。こんな時間に。」


「"上司"にそのまま家まで連れ去られて尋問受けてきた」


私は笑いながら手に持っていた青の薔薇をマジックで2つにする。そして1つを快斗に渡す


快斗は心配した顔でこちらを見る


「大丈夫、真実は話してない。まぁ、ちょっと大変…だったけど。」



私は苦笑いすると青の薔薇を受け取った快斗は心配そうに


快「折角俺のショーで笑顔にしたのに…何かあったら話せよ。おめーすぐ抱え込むだろ。」


そう言って私の頭を撫でた



快「唯一の身内…なんだから頼れよ、"姉ちゃん"」




「……私を姉ちゃんと慕ってくれてありがとう。」



私は頭をそっと撫でた。



「快斗さ、色々と危ないから気をつけな。あと、"キッドキラー"にもね。」


そう言って私は快斗に渡した青の薔薇をそっと手で隠し、白色に変える





快「マジック相変わらず健在だな。」



「当たり前。あの人直伝よ。」





私はそう言って、満月を見上げて笑った。

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yuyuyu(プロフ) - 降谷さん推しの自分には最高の作品です!!細かいかもですが風見くんの一人称自分ですよ! (2022年4月26日 15時) (レス) @page36 id: a946daa559 (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - souさん» お返事遅れてすみません。ありがとうございます!とても光栄に思います! (2022年4月18日 13時) (レス) id: 227d2dfa97 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 零さん素敵!!大人の魅力溢れすぎてドキドキしちゃいました♡♡ (2022年3月13日 20時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - カトレアさん» コメントありがとうございます!かっこいいって言ってくれたのが嬉しいです!!続編でも是非とも読んでいただけると嬉しいです!!本当にありがとうございます! (2018年6月1日 1時) (レス) id: ab7db67b39 (このIDを非表示/違反報告)
カトレア(プロフ) - もう、アカーーーン!!!!ってニヤニヤしすぎて叫びましたよ←零ちゃんカッコよすぎかね…… (2018年5月31日 22時) (レス) id: 6433e9a6c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年4月25日 2時

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