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第25話 ページ26

「あっれ、Aさんですか?」



坂の下から見覚えのある声を聞き、ばっ、と振り返る。



『え、もしかして大将君?』



そう、この子は戸美学園3年生の大将君。

2年ほど前、私が高3のとき高1だった大将君に飴をあげたのがこの交友関係のはじまりだった。



大将「どうしたんスカ、こんな坂の途中で」


『自転車パンクした』


大将「ぷはっ、まじですか!」


『大将君はなにしてんの』


大将「これから美華ちゃんとデート」


『あっそう』


大将「家帰る途中ッスよね。僕が運んであげましょう」


『え、でも美華ちゃんは?』


大将「午後からなんで」


『張り切り過ぎかよ』



と、いうわけで、大将君に家まで送ってもらいました。





体育館の横を通りながら歩いてるといろんな声が聞こえてきて、なんというか癒される。


あれ、…なんか…

廊下がピカピカなんすけど。

え?これ雀田さんと白福さんが掃除したやつだよね。


クオリティ高いわ。



雀田「あっ、Aさん!おかえりなさい!
その袋お持ちします!」


『え、あ、ありがとうございます…』



なんかこわい。


7階にいって洗濯物を確認すると…

もう干されてる…



清水「あのAさん…柔軟剤使っちゃったんですけど大丈夫ですか?」


『あ、はい!全然大丈夫です!』



柔軟剤?母さんはともかく私は使ったことがございません。



『本当にありがとうございます…マネージャーの仕事もあるのに…』


白福「ドリンク作りとかは1通り終わってます〜」



私が出来ないんじゃない。

この子達がすごいんだ。と思いたい。



『午前中の仕事は大体終わりました。
皆さん戻っていただいて大丈夫ですよ』


谷地「な、何かあったら呼んでください!!」


清水「いっぱい頼ってください」


『は、はい!』



…いい子たちすぎる。

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らおう - 宿屋の人はこんなにもお客さんと距離を縮めるものでしょうか? (2021年6月19日 16時) (レス) id: 167c20847a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 稲荷崎がいない泣 (2021年1月24日 22時) (レス) id: cb7900525d (このIDを非表示/違反報告)
てると - 苗字と自分の名前が全く一緒でびっくりしたw (2019年11月18日 4時) (レス) id: 6026a29433 (このIDを非表示/違反報告)
青朱林檎 - かぁいい!しカッコイイです!応援しているので頑張ってください! (2019年5月12日 17時) (レス) id: 43118dd0d5 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん - ひいらぎさん» 白布かっこいいですよね笑 大好きですよ!笑 (2018年2月12日 14時) (レス) id: 9d3af49b27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にくまん | 作成日時:2017年10月10日 0時

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