第１０話 ページ11
その後も烏野の人たちは丁寧に片付けをしてくれて早く終わることが出来た。
『ありがとうございました』
澤村｢いえ、またなにかあったら言ってください｣
この言葉も何回目だろ。
『はい、よろしくお願いします』
バレー部かっこよすぎじゃね。
今の高校生って、そんなもん？
廊下を歩きながら今後のことについて考える。
今のままじゃダメだよなぁ。
１人でもできるようにならないと。
庭に行き、壊れかけの木の机を修理する。
木が剥がれたりしてるから新しい木も必要だ。
薪割りするか。
よくある切られた木の上に中くらいの木を立てて置いて斧で割る。
これ結構疲れるんだよな。
｢お困りのようですね｣
背後から声がしたので振り返ると音駒の黒尾さんがいた。
『黒尾さん、ですね。どうされました？』
黒尾｢ちょいとその薪割り手伝おうかと｣
そういって腕をまくる黒尾さんの後ろからニョキっと巨人が｢俺もやります！｣と出て来た。
彼は、灰羽君？だったかな。ロシア人とのハーフだって。
黒尾｢リエーフ、夜久とレシーブ練は？｣
灰羽｢今休憩中で夜久さん休んでるんで大丈夫です！｣
黒尾｢ほんとか？｣
灰羽｢ほんとですよ！！なので、俺にも手伝わせてください！｣
『ありがとうございます！では、こちらの薪割りをお願いします』
はいっ、と斧を渡す。
｢重っ｣と言ってたけどさすが運動部。
すぐ慣れた。
黒尾｢Aさんはさー、いつもこんなことやってるのー？｣
薪割りしながら会話なんて、余裕あり過ぎかよ。
『まぁ、そうですね。昔から、こういう仕事は私の役割です』
黒尾｢そうなんだ｣
灰羽｢できましたよ！｣
灰羽君が木を差し出してくる。
｢ありがとうございます｣と受け取ると｢次は何すればいいんですか?!｣と聞いてきた。
『そうですね、本来ならこれにヤスリをかけるところですが』
灰羽｢ヤスリですね！｣
『あっ、いえ、今回はこれをさらに半分にするので、もう大丈夫ですよ』
灰羽｢やります！｣
『いや、、でも危険な作業ですので怪我をされたら』
灰羽｢大丈夫です！｣
うーん、困った。
これは本当に危険なんだ。
と、悩んでいると黒尾さんが｢リエーフ、お前怪我したいのか？｣と灰羽君に言ってくれた。
灰羽｢そういうわけじゃ！｣
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らおう - 宿屋の人はこんなにもお客さんと距離を縮めるものでしょうか？ (2021年6月19日 16時) (
レス) id: 167c20847a (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 稲荷崎がいない泣 (2021年1月24日 22時) (レス) id: cb7900525d (このIDを非表示/違反報告)
てると - 苗字と自分の名前が全く一緒でびっくりしたw (2019年11月18日 4時) (レス) id: 6026a29433 (このIDを非表示/違反報告)
青朱林檎 - かぁいい！しカッコイイです！応援しているので頑張ってください！ (2019年5月12日 17時) (レス) id: 43118dd0d5 (このIDを非表示/違反報告)
にくまん - ひいらぎさん» 白布かっこいいですよね笑 大好きですよ！笑 (2018年2月12日 14時) (レス) id: 9d3af49b27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にくまん | 作成日時：2017年10月10日 0時
