さんじゅうはち 。 ページ39
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坂ノ下商店について、先輩方がぞろぞろと中に入って行く。主将が肉まんを奢ってくれるとの事で、私達は外で待っていた。
その間に、私はさっきの話題を続けようとする。と、ため息をついた月島くんが私の言葉を遮った。
｢ 君さ、そういう所なんじゃないの ｣
｢ 何が？ ｣
｢ なんでも無鉄砲に聞けばいいって訳じゃないデショ。彼女いるかどうかとか、突然聞かれたら俺のこと好きなのかなって勘違いされるよ ｣
｢ え!? ちがっ、そういうんじゃないよ!! ｣
｢ わかってるってば… ｣
呆れたように私を見る目は、こいつダメだって物語っている。だ、だって…わかんない事はとりあえず聞きなさいってお母さんが言ってるもん……
まぁまぁ、と場を取りなすように言ってくれた山口くんは、月島くんから私に向き直る。
｢ 俺らはまぁ…いいけど、他の男子にはあんまりしない方がいいと思うよ ｣
｢ わ、分かった。バレー部内だけにする ｣
｢ …うん？ ｣
これって分かってるのかな、と山口くんが顔を引き攣らせたと同時に先輩達がお店から出て来た。ひゃっほーい！と肉まん目掛けて走っていく日向くんの後を追い掛けようとする私。
｢ じゃ、次は先輩達に聞いてくる ｣
｢ え!? ｣
｢ ちょっと、山口！そのバカ止めて！ ｣
｢ なっ、月島くん バカって何さ！ ｣
きゃんきゃんとバカにしてくる月島くんに噛み付いていると、肉まんが入った紙袋を持った菅原先輩がこちらに来て宥めてくれる。
ほら、これでも食べて落ち着きな と口に突っ込まれたのはどうやら あんまんだったらしく。ふわっと口の中に広がる甘さに 心が落ち着いた。
｢ んで？なんで喧嘩してたんだよ ｣
｢ そこのバカが無鉄砲にも程があるからですよ ｣
｢ むぐぐぐもご！ ｣
｢ Aちゃんは飲み込んでから話そうか ｣
苦笑いを零す菅原先輩に私は急いで口の中のあんまんを飲み込む。けど、その間に山口くんがいい感じにことを説明してくれて なるほどなー、と納得している先輩。
｢ 菅原先輩は、彼女いますか？ ｣
｢ んー？いないいない！最近はそんなこと考えてる余裕無かったし。まぁでも前は居たよ ｣
｢ おお！さすが先輩！ ｣
｢ 別に二つしか変わらねぇべ ｣
俺も居たのは高一の時だし、そんな長く付き合ってもないけどなーと言う先輩に、そんなもんなのか、と思う。
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佐野陽(プロフ) - ましゅさん» 旭さんが戻るまでにだいぶ話数を使ってしまって申し訳ない限りです、、これからもお付き合いよろしくお願いします！ (2020年4月8日 6時) (
レス) id: 5b9b2f32d1 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 待ってました！！旭さん、、かっこいいです…！泣きそうになっちゃいました。更新、大変かもしれませんが、楽しみに待ってます！応援してます！ (2020年4月8日 3時) (レス) id: 01c5a5310c (このIDを非表示/違反報告)
佐野陽(プロフ) - ろまさん» 旭さん大好きな夢主ちゃんをどうかこれからも愛して頂けると嬉しいです！これからもよろしくお願いいたします！ (2020年4月7日 2時) (レス) id: 5b9b2f32d1 (このIDを非表示/違反報告)
ろま(プロフ) - 夢主様のキャラがとても可愛くて好きです…！これからも楽しみに見させていただきます！続きを楽しみにしてます！！ (2020年4月6日 19時) (レス) id: 10044b6ea1 (このIDを非表示/違反報告)
佐野陽(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます！出来るだけ頑張って早く旭さんに戻って頂けるよう尽力致します…！ (2020年4月6日 17時) (レス) id: 5b9b2f32d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐野陽 | 作成日時：2020年4月6日 1時
