【ハイキュー 二口堅治】好きだから譲らない

もっと一緒に*41 ページ43

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きみか「私が今嫌いなのは堅治を信じられない自分です…」









国見「…」









きみか「」









国見英さんから借りたハンカチをキュッと握りしめた。






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国見「もし彼氏があなたと逆の立場だったらどうしますか？」









きみか「え…」









国見「話したいことがあるのに彼氏がずっと避けている状態」







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きみか「……」









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きみか「つらい…」









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国見「…本人も同じ気持ちですよ。聞いてあげてください」









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国見「彼氏の話を」









観覧車が一周してもう終わる時、国見英さんが窓の外を見る。









私もつられて外を見る。









きみか「！…堅治…！」









そこには汗だくになりながら必死に私を探している堅治が見えた。









きみか「…国見英さん…ありがとうございます…」









国見「え、いや…べつに……」









きみか「やっぱりあなたに相談してよかったです！」






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係員が観覧車の鍵を開けた瞬間、私は堅治の元へ走った。









きみか「あっ…」









私は国見英さんの方をもう一度見てお辞儀をした。









きみか「英さん！！ありがとう！！」









その一言を言うとまた走り出した。









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その時の英さんの顔がどんな顔をしていたか、私は知らなかった…

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