【ハイキュー 二口堅治】好きだから譲らない

もっと一緒に*37 ページ38

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きみか「」







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確かに見た…







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抱きしめ合ってるのを…







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「あのっ…生徒手帳返してくれませんか？」







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国見英さんがそんなような事を言っていた。






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だけど既に私は周りの声は聞こえていなかった。






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ただ堅治の方をずっと見ていたんだ。






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「……泣いてます？」







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きみか「…泣いてないですよ…」







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そう言うのが精一杯だった。








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でも私の声は震えていて泣いてるということがバレバレだった…







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「…あの…俺にできることがあれば…」







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二口「あ、きみか」







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きみか「っ！」






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私に気づいた堅治は美少女さんの腕を引っ張ってこっちに向かってくる。








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私振られるのかな…






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やだよ…？








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私達より戻したばっかりじゃん…






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聞きたく…









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ないよ…？









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きみか「国見英さん…」






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「？はい」







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きみか「私を…さらってください」









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私は気づいたら国見英さんの袖をつかんで言っていた。









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