【ハイキュー 二口堅治】好きだから譲らない

もっと一緒に*3 ページ4

帰り道









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きみか「くはぁぁ…」









私は手で押さえながら大きなあくびをした。









二口「きみか寝不足？」









きみか「いや、そう言うわけではないですけど…」









二口「ふーん」



どうでも良さそうな返事をしながら私の鞄を無言で持ってくれた。








きみか「あ、ありがと」









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きみか「てゆかもう来週から夏休み…」









二口「そうだな」









きみか「堅治に会えなくなっちゃうのか〜」









夏休み









課題多い+暇すぎる=憂鬱…









憂鬱×堅治に会えない=夏休みなんかいらない









きみか「…」









なんて、もんもんと頭の中で足し算引き算をして考えていたら結果的に夏休みが嫌になってきた









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きみか「むううう…」









堅治「どうした？」









きみか「夏休み嫌になってきたぁ…」









二口「そうかー？」









きみか「…堅治は私に会えなくて寂しくないの？」









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二口「え？」









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つい勢いで聞いてしまった…









きみか「いや！？あのっ…」









これで「別に」って言われたら結構ショックだったり…









二口「寂しいね」









きみか「」









二口「お前に会えなくなるのは」











きみか「……ぇっ…と…だ、だよね！！」









何だかホッとしたぁーー









二口「ぷっ…だよねって、自過剰かよ」









そう言いながら堅治はからかうように笑ってきた









きみか「そんな笑わなくていいでしょー！？そりゃ、堅治の彼女ですから、会えなくて寂しいのは当然ですー！」









二口「自信ありげに言いやがって」









きみか「本当のことじゃん！」









二口「まあなー」

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