あなたの声(N，K) (ページ1)

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タイトルページ1

はぁ、、、今日は中学の入学式だ。特に受験したわけでもなく、田舎の普通の公立中学。

だからそんなに学校というものに期待していない。周りの子は青春できるとかなんだか言ってるけど。

本当は私だって、、、イケメンな彼氏と一緒に遊んだりしたいなぁって願望はあるよ？

でも無理でしょ。まあとりあえず行ってみるかぁ。

学校には、小学校からの親友、ゆなと一緒に登校した。

あんまり大きな声で言うものではないけど、私とゆなの外見は、けっこう可愛い。何度か告白されたこともあるけど、小学生で付き合ってもな、と2人とも彼氏がいたことはないんだよね。

学校に着き、クラス名前が書いてある紙を見に行った。

神様お願いしますゆなとはクラス同じにしてくださいぃぃ私が友達を作るのが苦手なこと知ってますよね？？社交力もコミュ力もないんです、お願いしますゆなだけはぁぁぁ

とずっと願っていた。

「よし、運命のクラス分け、、、」

「せーので見よっ！」

「せーの、」

「ゆな1年2組だ！」

「私は、、1年3組だぁぁぁぁ」

ゆなとはクラスがはなれてしまった。

「A〜うそぉぉぉぉ」

「悲しいけどがんばるしかないね、、、」

「そだね、うん、じゃ切り替えてクラス行くかあぁぁ気分乗らないなー」

「ゆななら大丈夫だよ！」

「そゆことにする笑笑元気出たかも、Aありがとね！」

わめくゆなを2組において、クラスについた。

あっ、座席表みなきゃ

えー、ここか、名前的に周り男子ばっかりっぽくない？？え、最悪じゃん

まあ珍しい女子の名前なのかもしれないし、？

来るまで、期待は捨てない！！

前の席、斜めの席、、、
着々と埋まっていくが女子は私の周りに座らない。

そんなことを思っていたら、なんと後ろに女子が座った。

(これは友達作るチャンスなのでは、、、)

多分私の席の周りで唯一の女子だもん！このチャンスを逃すわけにはいけない！怖い子じゃなかったらいいけど、、

勇気を振り絞って話しかけよう。

「私Aです！周り男子ばっかだと思ってたから女の子いてよかったぁぁー！名前、なんていうの？」

「あ、吉川怜です！よろしく！」

何色が好きとか、何部に入るとか、いろんな話をしてる間にチャイムが鳴って、先生が来た。

「えー、このクラスの担任になります、菊池風磨です。まあよろしくお願いします」
ちょっとチャラそうとか思っていると、ドアの開く音が聞こえた。

「すみません！遅れましたぁ中島健人です！」