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2話 加筆修正 ページ3

「はは、これは所謂異世界転生というやつでは」


現実逃避するために乾いた笑いと独り言が口から漏れた。
私は川辺で体育座りをして太陽に反射したダイヤモンドのように輝く川を眺めていた。
異世界転生といっても中世欧州(ヨーロッパ)風でなく、なぜちょっと変わった横浜なのか。いっそのこと全く違う土地へ連れて行ってくれ。

公園を去った後、何度もうろうろと周辺の道を歩き回った。だが、何度も公園の近くを通るごとに本当に私が知る家がなくなった事実が私に突きつけてきて余計惨めになった。


「どうしたものかな〜」


呑気な声を出すが、悲しみのピークは先ほど過ぎた。くよくよしても仕方ない、今はもうどうにでもなれのスタンスだ。切り替えの速さは自分でも褒めてやりたい。

まずはお金を稼がなくては。大道芸でもするか?ヴァイオリンなら得意なので道端で演奏してお金をもらえたりしないかな?……否、考えてみればそのヴァイオリンすらない。却下。というより今日泊まるところをどうしようか。……野宿?いけるか…?

とまあここまで悶々と長考していたのだが、ふと視界の端に2本の足が見えた。………足?


「え!?」


溺れてる!?
思わず立ち上がってしまった。あのままだと死んでしまうのでは、ふらふらと川の中を漂い今にも沈………あ、沈んだ。
あれは扶けないと死ぬ…よね?

____そうだ!あの人に恩を売ってお金を貸してもらおう!

我ながらド畜生なアイデアだがこちらも生活がかかっているのだ、必ず返すので大目に見てほしい。
頭の中でフラグが立った気がするが、少し勇気を振り絞って足で川沿いの地面を蹴った。

ザパァァアアン

飛び交う水飛沫の音と共に川へ飛び込んだ
勢いよく飛び込んだ為目の前に白い大小の泡が立ち込める。
私は水泳はあまり得意ではないが、平泳ぎで無事に目的の人に辿り着いた。そしてその人の砂色の外套(コート)を摑む。
長身なためか重い身体を頑張って川辺まで引き上げた。

仰向けに寝かせて心臓に耳を当てる。ついでに右腕の手首に指をあてて脈を測った。
……うん、息はある。
あとはこの人が目を覚ますだけだが、



バチッと音がした気がする。目を覚ましたらしい。すると彼はすぐさま上半身を起こした。

「どわっ」

乙女らしからぬ声がでたが気にしない。予測不能な動きには驚いてしまうものだ。というより溺れていたのにいきなり身体を動かして大丈夫なのだろうか。
心配になって声をかけようとすると、

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迷いの犬の文豪迷探偵 - 阿吽さん» お も し ろ す ぎ……!?有難うございます!とても嬉しいです!更新頑張りますね! (2018年1月26日 17時) (レス) id: 91010c623c (このIDを非表示/違反報告)
阿吽(プロフ) - 面白すぎます……;;更新ガンバッテください!!! (2018年1月25日 16時) (レス) id: de623f02c9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 迷いの犬の文豪迷探偵さん» 確かにそうですねww (2017年12月17日 17時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
迷いの犬の文豪迷探偵 - Rさん» なんやかんやいって変人の知り合いを持つ夢主が一番変人…? (2017年12月17日 16時) (レス) id: 91010c623c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 迷いの犬の文豪迷探偵さん» 『100歳』じゃなくて『100歳越え』なんですねww 『後はー』ってまだいるんですかww太宰さんより変人だと思うんですけどw (2017年12月17日 5時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:迷たんてー | 作成日時:2017年10月16日 16時

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