似たもの同士なふたり（石川透）

ふたりのはじまり2 ページ3

神奈川県警港東警察署にて。とある日の昼のこと…


〜透side〜


「おい、透！今日の夜空いてるか？」


「あ、兄貴！空いてますよ。何かあるんですか？」


「大樹がお前に会いたい会いたいってずっと言ってるんだよ。うちの奴も俺たちの仕事の都合がつく日にでも夕飯一緒にどうかって言ってるし、お前さえ良ければ今日飯食いに来ないか？」


「行きます！！やったー！兄貴の奥さんの料理めちゃくちゃうまいんですよね〜大樹と会うのも久しぶりだな♩」


「ありがとな。うちの奴に連絡しておく。お前が来るって聞いたら2人とも喜ぶよ。じゃあまた後でな」


「はーい。奥さんによろしくお伝え下さい〜」



今日は何と兄貴の家で夕飯をご馳走になる事になった！樋口家には何度かお邪魔させてもらっているが、この所立て続けにやっかいな事件が起きたせいで最近はすっかり足が遠のいていた。

その事件もようやく解決したし、今日は久しぶりにゆっくり休めそうだ。

とはいえまだ細々とした事務仕事は残っているし、残業になって兄貴の家に行けないなんて事にならないように午後もしっかり働くぞー！

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