ふたりと事件5 ページ18
「もしもし?透くん?」
「もしもしAちゃんっ?今どこ?!」
「焦ってどうしたの?まだ職場にいるけど…」
「ハァー間に合って良かった〜オレ今から迎えに行くから!着いたって連絡するまで絶対に!外出ないでねっ!」
「ちょっと透くん!迎えにってどういう…」
慌ただしく切られた通話に目を瞬かせていると、
「良かった。王子様が迎えに来てくれるみたいね?」
「未希さん!帰ったんじゃなかったんですか?」
「Aちゃんが1人で行くって言って譲らないからよ〜心配するに決まってるでしょ!あと、余計なお世話かしら?とも思ったんだけど、うちの旦那様にも相談してみたの。」
「透くん、ご主人からあの事聞いてたからあんなに焦ってたんですね…未希さんもご心配お掛けしました。あと、お気遣いありがとうございます」
「いえいえ。私には危なっかしくて安心して頼れなくても、今から迎えに来るのはプロの王子様だから。巻き込むかもなんて遠慮せずしっかり守って貰いなさいな」
「危なっかしいだなんて!!それにさっきから王子様王子様って///」
「あら。Aちゃんの王子様でしょう?」
「ちちち違いますっ!!///」
「私としたことが。守ってもらうならやっぱり王子様じゃなくて
「もう!未希さーん///透くんはお仕事で来てくれるだけなんですから!」
「はいはい、そろそろ本当にお迎え来ちゃうわよ。すぐ出れるように準備したら?」
「!!そうでした」
透くんが来てくれるとわかって、それに未希さんと話せて大分気持ちが明るくなった。バタバタと帰り支度を整え、言われた通り事務所内で透くんからの連絡待つ。するとスマホが震え始めた。
透くんもうすぐ着きそう。その事務所裏口ってある?
A正面から回ると裏口に出るよ。裏口で待ってればいい?
透くん裏口で待ってて。外にはまだ出ないでね!
A了解!
メッセージを送り終えて立ち上がると、
「石川くんもう着くって?」
「はい。裏口の方に来てくれるみたいなので移動しておこうかと。外には出ないでねってまた念押されちゃいました」
「Aちゃんのことが心配なのよ」
「私子ども扱いされてるんですかね〜?」
未希さんは意味ありげに笑うだけだった。
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澪(プロフ) - マリイさん» コメントありがとうございます。雫さんの小説をリクエストとのことで、私も考えてみたのですが、私の力不足でドラマの素敵な世界観を壊したくない為、大変申し訳無いのですが今回はお断りせざるを得ません。重ね重ねお詫び申し上げます。 (2019年11月1日 14時) (レス) id: 3cc0b1a862 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 本郷雫が好きなので雫の小説も書いて欲しいです 雫は夢主の事溺愛して夢主だけは殺 さない設定で (2019年10月31日 17時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - かなとさん» かなとさまご指摘ありがとうございました。こちらの不注意です。ご不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。 (2019年10月22日 21時) (レス) id: 3cc0b1a862 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年10月22日 18時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:澪 | 作成日時:2019年10月22日 17時