ナンバカ短編小説〜桜〜

ホワイトデー〜ウノ１〜 ページ24

ホワイトデーからかなり遅くなり申し訳御座いません。


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〜ウノside〜


今日は3月14日
今日はホワイトデーだ
Aからバレンタインのチョコを貰い娯楽室でイチャイチャをして後、ハジメに見つかり拳骨をくらった日から1ヶ月が経とうとしている

今日がホワイトデーなのだが、Aに何を送ればいいか悩んでいた
普通にチョコを渡すべきか、可愛い髪飾りやガーデニングの道具か、お菓子の調理器具をあげればいいかなど……様々な事を考えていたが……
なかなか思いつかないものだ……

うーんと悩んでいるとジューゴが話しかけてきた

どうした、ウノ？と話しかけるジューゴ
事情を説明するとそう言えばホワイトデーかと忘れたジューゴ……
お前もチョコを貰っただろ……

ジューゴ達はAから義理チョコを貰っているが俺は本命を貰っている……
義理と本命じゃ返す物だってだいぶ違うのだ

Aなら、何でも嬉しいよと言ってくるがそれじゃあ、イケメンである俺のスタンスが廃るのだ
あ、別に駄洒落ではない……


やっぱりここは、英国紳士としてのホワイトデーのお返しをしなければならない

よしと生き良いよく立ち上がり俺はある人物に今回のホワイトデーの趣旨を伝えに行く


〜厨房〜


ウノ「シロ！頼めるか？」


13舎の厨房のコックであるでかいガタイのシロに俺はホワイトデーの時にAとのコース料理を頼んだ

俺は事前から調べてあるコース料理のリストをシロに渡し、コクッと頷き厨房内に消えるシロ
どうやら、料理長に相談してくるようだ

数分後、厨房内からシロが出てきて、また頷く
どうやら、OKのようだ

料理長も特別にコース料理を作ってくれるようだ
あと、応援していると言っていたとの事


ウノ「ありがとな！シロ！明日よろしく頼むぜ！」


厨房を、後にした俺はAに明日のディナーを招待するためにカードを書いた

もちろん、ディナーだけではない…
ディナーの後は刑務所内に出て、綺麗な海の景色と夜空を見るというデートプランも考えている
本当は、俺の母国であるイギリスの観光に行きたいのだが、俺は囚人なのでそれも無理

なら、とても綺麗な景色にAを連れていき一緒に眺めようと考えたのである

Aとのデートの事を考えるだけでにやけてしまう…

ディナーの招待カードを書き、一輪のバラを添えて、星太郎にAに届けるように頼んだ



(イケメンには、頼みたくなかったが……)

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