雑用係兼秘書のお姉さん、、？ (ページ9)

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『あとはスケッチブックだけね』

買っては駐車場に戻って車に置き、買っては車に置きを繰り返して約1時間

ようやくあと一つになった

『スケッチブック、スケッチブック、、』

上に吊るされてあるボードを頼りに紙類のコーナーを探す

すると上ばかり見ていたのが行けなかったのか、突然何かにぶつかってしまった

「うわ、っ」

『あっ、！』

私の服にびちゃあとコーヒーがかかる

困ったわねぇ、、着替えも何も無いのに、、

「あ、っすいません、、」

『いえ、私も前を見ていなかったのが悪いですから』

ペコペコ平謝りをするコーヒーをかけてきた人

と言うか、この人見た事あるんだよなぁ、、

何でだろう、どこで会ったのかしら

『あ、もしかして川上くん、？』

kwkm「あ、はい、、」

あ〜！そうだ、、！

見たことあって当然よね、だってQuizKnockの動画に出演してたんだもの

『あ、私QuizKnockで今働いてて、こういう者です』

名刺を差し出すと、ふ〜んと言った感じで名刺を見たあとまた私を見た

「すいません、スーツが、、」

『あ、これは、、まぁ大丈夫です。一旦オフィス戻る前に家帰るので』

「あ〜、でも流石にクリーニング代位は、払います」

『え、いやいやいや、、』

周りからの視線を感じて恥ずかしくなってきた

傍から見れば私たちはだいぶ変な人たちだからジロジロ見られるのも仕方ないんだけどね

『え〜、とりあえず家で話します？オフィスとかでもいいですが、、』

「じゃあ、オフィスでお願いします」

『わかりました、とりあえずこれだけ買って一旦家で着替えてから行きますね』

「あ、すいません、オフィスって今移転してますよね？」

『そっか、、じゃあ私の車乗って行きます、か？』

やばい、すごく気まずい

あまりに会話が続かなすぎる

誰か助けてくれ、、、

そんな事で店員さんに怪訝な顔をされながらスケッチブックを買い、車に戻る

めちゃくちゃ気まずい顔をする川上くんを連れながら

『あの〜、そんなに気にしないでね？別にそんな高い物でもないし、、』

「あ、はい、すいません、、」

そんなに気にするかな〜？なんて思いつつ家に帰り、着替えをしてオフィスに行くと

案の定川上くんが来たことで大盛り上がりになり、収集がつかなくなってしまった

仕方なくクリーニング代だけ出してもらう事で合意した物のこれで良かったのだろうか、、