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「まぁ、それは置いといて。悪いことじゃないですよね？」
「特にはない、けど…。私が他の女の子達からブーイングをくらうと思う」
なんとなく…いや、確実に想像ができる。その情景が。
「そんなの俺がなんとかしてあげます」
「…信憑性がなく、あまりにも適当だと思うのは私だけなの茅ヶ崎さん」
「そうですね、先輩だけです」
その言葉に思わず頬杖をついて、自分でもわかるほどの不機嫌顔をして口を開く。
「大体、あんなことしなくても良かったのに。部長のことだってきっと私がなんとかできたもん」
「……なら」
口を尖らせてそう言うと、茅ヶ崎さんのワントーン低い声が聞こえた。
手首を掴まれ、唇を人差し指で押さえられる。
「こんなことされても、抵抗できるんですか？」
「っ、」
耳元でそう言われて、息を呑む。掴まれてる手首に力を入れるけど振りほどくことは出来なくて、ままならない状態だった。
「…分かった、私が悪かったです」
「分かればよろしい、ですけど」
何かのテレビ番組に出てきたワンシーンのどこかで聞いた言葉を私達は言う。
手首を離してもらって、ため息をつく。
「それで、どうすればいいんですか」
「ちょ、なんで敬語なんですか」
「別に、気分です。…とりあえず教えてくださいっ！」
軽く睨みながらそう言うと、おちゃらけて怖いとでも言うように私を見る茅ヶ崎さん。
「じゃあとりあえず、俺の事を名前で呼んでください。…『Aさん』？」
「廃人ゲーマふざけてんの！！！！」
叫ぶくらい大声で茅ヶ崎さんを見て言う。再度、口を開こうとしたけど、それは不可能だった。
「教えて欲しいんでしょ？なら、早く」
「っ、…………いたる、さん」
私なりに覚悟を決めてそういった一言ですら、茶化される。
「ははっ、Aさん可愛い」
「ほんと廃人ゲーマーの癖に…」
手で顔を覆って隠す。
今からでも(仮)夫婦やめたい、ううんやめるっ…！！
「やめる、とかナシですから。ほら、もう1回」
まるで悪魔。悪魔だ。そんなことを思いつつ、…至さんを見る。悪魔じゃなくて魔王。魔王のように笑っていて、寒気がした。
「………………至さん」
「間が長かったことに関しては触れないでおきますけど。合格はまぁ…及第点ですね」
「言わせといて合格不合格があるの？」
「逆にないと燃えないと思うけど」
「そんなの要らない」
今でも(仮)夫婦のこと、気に入らないんだから。
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はゆー(プロフ) - あゆみさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて光栄です！(*´ `*)これからも、ろい様と力を合わせて更新をがんばっていきたく思っておりますので心待ちにして頂けますと幸いです。あゆみ様をキュン死にさせてみせますのでよろしくお願いします､､！笑 (2019年4月28日 19時) (
レス) id: 6a466921ec (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - 毎回めちゃめちゃいいお話ありがとうございます…！！1話読み終わる度に投票してもうしてあるので失敗するという流れを繰り返してます…次の更新も待ってます！！ (2019年4月28日 1時) (レス) id: bf0195af74 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 灯無さん» く、口から血が……！？ですが、キュンキュンは抑えません！（笑）これからもドキドキ、キュンキュン全力で恋のサンプルをお届けします！ (2019年4月1日 21時) (レス) id: 221a5d6f5e (このIDを非表示/違反報告)
灯無 - ろいさん» いえいえ！良かったです(^ ^) これ以上キュンキュンすると口から血が出そうです。楽しみに待ってます！ (2019年3月31日 22時) (レス) id: 126e456bd1 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 灯無さん» ご指摘ありがとうございます！めちゃくちゃ無意識でした！これからははゆーちゃん様と合わせます！更新楽しみにしておいてください、キュンキュンさせてみせます（真顔） (2019年3月31日 16時) (レス) id: 221a5d6f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆろい x他1人 | 作成日時：2019年3月31日 2時
