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▽
「もういいよ。咲也くん」
ため息まじり、少し恥じらいも含んでいた。
「え、あ、ごめんなさいっ、やりすぎたかな……」
「やりすぎどころじゃなかったです……」
口調はいつもの咲也くん。
何故だか、わかるだろうか。
「これ、全女子の心臓が八つ裂きにされてるところだよ……なんかもう、やだ」
悔しくも、ときめいてしまった私がいた。
これは言ってしまえば、役作りの一環として行なったこと。
普段は綴くんの脚本に甘えてしまっているからと、オレの普段はできないキャラクターに挑戦したいと。
彼から申し出があったのだ。
「本当にごめん……っ」
「いや、役としては申し分ないんだけど、
その、……びっくりしただけっていうか……」
さっきの舌舐めずりを思い出すだけで爆発してしまいそうなくらい脳は出来上がっていた。
「役として、ちゅーされるのが嫌だったってこと……?」
「ち……いや、そうじゃなくて」
「じゃあ、もう1回すればいいんですか?」
言葉も出ない強引さに、もはや、うんともすんとも言えなくなった。
そしてまた。
「A……?」
耳を塞ぐこともできない。
突然に、そして狙ったかのように。
また、柔らかさが唇を襲った。
今の彼は“どっち”なのだろう。
いや、どちらにしても桜の名前は……__。
“小悪魔”。
______
誰だこれは!!随分ディープな咲也くん初っ端から書いちゃいましたごめんなさい()
役に入り込むのが上手な彼なのでこんな一面もあったら楽しいかなって。
ちなみに2人は付き合っててキスしたことない設定。呼び捨ては素の彼が頑張って定着させました。
Masumi Usui.R→←Sakuya Sakuma.H
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はゆー(プロフ) - あゆみさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて光栄です!(*´ `*)これからも、ろい様と力を合わせて更新をがんばっていきたく思っておりますので心待ちにして頂けますと幸いです。あゆみ様をキュン死にさせてみせますのでよろしくお願いします、、!笑 (2019年4月28日 19時) (レス) id: 6a466921ec (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - 毎回めちゃめちゃいいお話ありがとうございます…!!1話読み終わる度に投票してもうしてあるので失敗するという流れを繰り返してます…次の更新も待ってます!! (2019年4月28日 1時) (レス) id: bf0195af74 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 灯無さん» く、口から血が……!?ですが、キュンキュンは抑えません!(笑)これからもドキドキ、キュンキュン全力で恋のサンプルをお届けします! (2019年4月1日 21時) (レス) id: 221a5d6f5e (このIDを非表示/違反報告)
灯無 - ろいさん» いえいえ!良かったです(^ ^) これ以上キュンキュンすると口から血が出そうです。楽しみに待ってます! (2019年3月31日 22時) (レス) id: 126e456bd1 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 灯無さん» ご指摘ありがとうございます!めちゃくちゃ無意識でした!これからははゆーちゃん様と合わせます!更新楽しみにしておいてください、キュンキュンさせてみせます(真顔) (2019年3月31日 16時) (レス) id: 221a5d6f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はゆろい x他1人 | 作成日時:2019年3月31日 2時