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【A】


唯月「なるほどねぇ〜。」


『ねぇ、!どうしたらいいの、!』




現在お昼休み。唯月と一緒に中庭でお弁当を食べる。

どうしたらいいか真剣に相談してるのに……




唯月「まぁ、行けばいいんじゃない??須永に限ってボコるとかは無いでしょ。」


『そんな適当に……ってなんで唯月、須永くんの事呼び捨てなの!?』


唯月「あぁ。クラスに甲斐隼人が居てさ。仲良くなったの。」


『え……!?唯月もグレちゃうの??』


唯月「そんな泣きそうな顔しないでよ(笑)まぁ、甲斐軍団とは仲良いし、須永がAのこといじめたら容赦しないし。」


『唯月〜(泣)』


唯月「ちょっと(笑)なんで泣くのよ〜(笑)」





ほんとに、良い友達もったなぁ……



唯月「あ。」


須永「美味そうな弁当じゃん。」


『あっ、!えっと、』



唯月が後ろを見て驚いたような顔をするから、勢いよく振り向いたのはいいけど、顔スレスレなんだよ!!




須永「卵焼き、貰っていい?」


『ど、どうぞ!』




そういうと須永くんは何も言わずに私が持っている箸を取り卵焼きを口に運んだ。


甘すぎないかな……ちゃんと焼けてる??巻けてる??




須永「ふっ……うま。」


『よ、良かった!』


須永「これ、Aが作ってんの?」


『そうなの!唐揚げはあれだけど……』


須永「あ、そうだ。」





何か思い出したように須永くんは私の前にしゃがみこむと






『これは……??』


須永「野菜ジュース。卵焼きのお礼。」






ポッケから野菜ジュースを取り出して私の横に置いた。





須永「じゃあな。」


『は、はい!』


須永「あ、放課後、か。」





微笑みながら手を振ると、軽く手を降ってくれて、須永くんにも優しいところあるんだなって実感する。




唯月「なになに〜??須永といい感じじゃーん!」




唯月に茶化されながら野菜ジュースを飲むけど、今思えば……箸…関節キスじゃん!!




唯月「ん?おーい。どうした?」



ずっと上の空で唯月に心配されるけど




『ねぇ、唯月。微笑んでる姿を見ると、その人から目が離せなくなるのは?』


唯月「恋だね。」


『じ、じゃあ、他の子と仲良く喋っているのを見るとモヤモヤするのは??』


唯月「恋。そして嫉妬。」



『その人を見ると胸がキューっと締め付けられて、顔が熱くなるのは??』


唯月「うん。恋だね。……須永の事ー??」


『そんなんじゃないから!』


唯月「またまた〜(笑)」

*→←告白



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作者名:ルテラ | 作成日時:2020年1月8日 17時

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