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意地 ページ13
またも暫く続いた沈黙の後、ほんの少しだけ綺麗に切りそろえられたAの白い髪の毛が動いた。
その髪の毛はもう殆ど真っ白なシーツとも見分けがつかない。
「…クザン。見て分からない？貴方そんなに愚図だったかしら。」
殆ど抑揚のない声で言い捨てられた言葉にぴくりと反応する。そして何かをグッと堪えた後に耐えられないといったようにして糾弾する。
「じゃあなんで言わなかった！お前もサウロも一緒じゃねえか！」
「ごめん」なりなんなり理由を言ってくれれば許せた。それでまた二人で過ごせることができるのならそれでいいと思っていた。
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作者名：ピーナツこんばんは | 作成日時：2023年1月16日 0時
