先生の娘（養子） (ページ22)

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はたちページ22

しばらく悟さんはアルバムを見たあとぽつりと話し出した

五条「あのね涼ちゃん。ずっと思ってたんだけどさ
　あの時のこと、謝りたかったんだ」

力なく笑いながらアルバムをめくる悟さんは私のいつも見ている悟さんではなかった

私はなんのことか分からなかったが嫌に静かな悟さんを見て気まずくなる

涼「あか？」

何も分からない

何を言っているのか、悟さんは何に対して私に謝りたいのか。私にはさっぱり分からなかった

五条「もしかしてだけど分からない？」

いつもと違い力のない悟さんはまたバツが悪そうに俯いた

涼「あお」

五条「ならいいや。思い出させたくもないし
　まぁそれでもいいからあやまらせてよ」

さっきとは打って変わってパッと明るくなった

なんのことか全然分からなかったけれど一先ず悟さんの機嫌が治って良かったぁ

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五条side

涼が死ぬ前日酷いことをしたから謝りたかった。

でも涼ちゃんは覚えていないからまぁいいやーってなっちゃった

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過去編② ～みんないろいろあって東京校にいる～

真衣「ねぇ、呪霊ってどうやったらいなくなると思
　う？」

唐突に真衣がそんな話をしだした
足を組み、髪の毛をいじりながら

三輪「ええー、そもそも呪霊っていなくなるんです
　か？？」

霞は困ったように笑う

真希「.真衣はちっさい頃から呪霊が怖い～つっ
　てたもんなw」

おどけた調子で真希は手振り身振りで真似をする
それをパンダと棘ははやし立てている

真衣は否定できないようでチッ、と舌打ちをした

メカ丸「呪霊ハイナクナラナイト思ウ」

さっきまで黙っていたメカ丸が急に話し出した

加茂「じゃあ案を出してみないか？」

加茂の提案に皆は渋々乗った。
しかし東堂だけは

東堂「俺はやらねぇ。高田ちゃんの生配信があるから
　な」

と言ってさっさと寮に帰っていってしまった

パンダ「だいいっかーい！チキチキ呪霊どうやった
　ら居なくなるか発表会～」

だいぶふざけてはいるが、かなり真面目な内容である

涼「あかーあおー」

涼は1人では喋れないので棘を呼ぶ

棘「しゃけしゃけ」

そのまま2人は手を繋いだ

その様子を憂太は初めて見たのかかなり驚いて、椅子から転げ落ちた

憂太「えっ、えっ、どういうこと??そこってできて
　ちゃったりするの？」