ふう ページ3
ここは何処の山だろうか
ぐっと力を込めるが
立てない
え、待って立てないとかやばくね
へいへい
マジでやばいぞ
ちょ
領(立てるわけないじゃん)
なんで?
領(僕の体なんだから)
ああ、そーいう事ね理解出来ちゃった
涼ちゃん賢いから
じゃあ練習するしかないなぁ
そういえば、右腕生えてる
そっか、呪霊のからだだから生えるのか
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五条side
涼の訃報を聞いた。帰ってきたのは右腕だけ
なんであの子が死ななきゃいけないのか分からない
いつも通り明日が来ていれば謝ることが出来たのに
1年生たちに言いに行かなきゃ
トントントン
1年のところまで歩きながら考える
本当に涼は死んだのだろうか
あの子は準1級呪言師だ。
そんじょそこらの呪霊達には負けない
なのに死んだ
考えているうちに教室についてしまった
ガラガラ
真希「うわっ、五条」
明らかに嫌そうな顔をする真希
棘「おかか…」
引き気味な棘
憂「こんにちは」
通常運転の憂太
パンダ「うわ」
よく分からないパンダ
そんな露骨に嫌がらなくてもいいんじゃないかな
全員で机をくっつけてなにかしていた
言わなければならない
五「狗巻涼が殉職した。」
出来るだけ気持ちを悟られないように報告する
.
五「俺の報告はこれだけだから」
そう言って出ていく
出た瞬間涙が零れた
ゆっくり頬を伝う涙を拭おうとしたけれども次々溢れてくる
たまらなくなって教室のドアのところでうずくまってしまった
五「あ゛あ゛涼、涼」
謝りたい抱きしめて撫ででやりたい褒めてやりたい
いつも通り明日が来ていれば全部出来たのに
教室の中からすすり泣く声が聞こえる
あの子は愛されていたんだなと思った
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涼side
お、お、お、立てた。
歩ける。すげえ
まじぱねぇ
涼ちゃんてんさいじゃない?
なあ、領ここってどこ?
領「ここはね、どこかの山だよ」
へえ、分からん
今更だけどさぁ、意思疎通できるみたいだね
領(うん)
そっか
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涼ちゃんは色で会話します
あか 否定 、 あお 肯定 、 みどり 引く、
その他は気分らしいです
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まっちゃ - すごく面白いです。更新待っています (2021年5月12日 17時) (レス) id: bd6a8b3525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りょぴ | 作成日時:2021年1月1日 14時