検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:21,166 hit

とをあまりひとつ ページ12

五条side

うーん、恵いないなぁ
何処にいるんだろう

そんなことを考えながら高専の外をぶらぶらと歩く

ちょうど丘の当たりに恵がいた
何してるんだろう

五「恵〜」

恵は僕を見た瞬間舌打ちをした


恵「五条さん…」

五「なーにしてんのっ」

恵は喋らない
粗方涼ちゃんのことだろうけどね

恵「なんでもいいじゃないですか」

やっぱり涼ちゃんの事だな
恵は所謂一目惚れしたのだろう

恵「くだらないこと考えていましたよね」

五「うふっ、考えてなーい」

恵(気色悪ぃ)

五「早く教室においで、状況整理するから」

恵「行きたくないです。」

うおー不貞腐れちゃってる
粗方恥ずかしいところでも見せちゃったんだろうな

五「ええー、じゃぁ僕にできることならなんでも
  ひとつ聞いてあげるから」

恵「…遅刻し「それは無理〜」チッ」

舌打ち…僕そんな子に育てた覚えはないっ!

恵「じゃあ、涼さんのことを聞かせてください。
  俺全然涼さんのこと知らないんです」

五「…いいよ」

正直迷った
でも恵は本気で涼ちゃんのことが好きなようだから言ってあげようかな

五「涼はね、昔呪詛師だったんだよ」

恵「!?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
過去編 涼side

いたいいたいなんで私がこんな目にあわなきゃいけないの

どうして

なんで村の人は私を忌み子だと言うの

もう嫌だ全員

涼【死ね】




村は小さく全員で30人程の村だった
そこに住んでいた平凡な一家。

でも私だけが違った
話したことがホントになる

家族はみんな私を守ってくれた

でも村を歩けば忌み子忌み子と叫ばれ
文様の入った口が穢らわしいと焔で焼かれそうにもなった


マスクをつけて町へ降り買い物に出かけた
家に帰ると母は滅多刺しにされ物心もついていない弟は火で炙られ父は身体中が原型を持たないほどに殴られ蹴られ死んでいた

どうしようもない怒りがふつふつと滾る
そこへ村のやつが来た

「なんだ!お前!死んでなかったのかよ」

「気味の悪い穢者め」

「死んでしまえ」

「穢者の家族もまた穢ものだ」

「死んで当然だ」

なんだこれは
あまりにもおかしいじゃないか
もう嫌だ全員

【死ね】

そう言った瞬間、村人たちからは真っ赤な血が溢れ出した

とをあまりふたつ→←とを



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
57人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 狗巻棘
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まっちゃ - すごく面白いです。更新待っています (2021年5月12日 17時) (レス) id: bd6a8b3525 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りょぴ | 作成日時:2021年1月1日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。