12.部屋 ページ14
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夕食を食べた後は、二人揃ってお風呂に入った。
ジャバーと、シャワーの水の音がする。
小春「あ、やべ、目にシャンプー入った!」
未来「え!?やば!」
こはの顔に、シャワーの水を一気にかけた。
小春「ありがと〜」
未来「どうも」
小春「そういえば、未来の部屋は図書館の向かいだったよね」
お風呂から出て、髪を乾かした後、こはがそういった。
私の部屋は二階で、階段の隣に図書館(?)があり、その向かいに、私の部屋がある。
未来「そうだね。本を自分の部屋に持って行く時便利だからいいんだよね〜」
小春「いいなぁ〜羨ましい〜!」
そんなこんなで、私の部屋に到着。
薄紫に染められた壁紙。
白の木の板が床に敷き詰められていた。
まるで大人な感じの部屋。
まえ、こはがそういっていた。
確かに、この部屋は私にぴったりじゃないな。
扉を開けた先に、壁にくっつけられている、薄紫をテーマのベット。
そのすぐ横に、同じような感じの勉強机。
そして、その左の小さな部屋は、私の服をしまっている部屋だ。
そして、その隣には、ちょっとした階段が付いており、私がよく、読書をしている場所。
大きな窓が上についているから、よくここで、星を見ていた。
小春「未来は恵まれすぎだよ!!」
未来「え?そうかな〜」
全然そんなように気がしない。
だって、家の構造なんて、人それぞれ。
素敵に家だって、他に何軒もあるのに…。
小春「一つの部屋に、服をしまうところ!?ありえないから!そしてその横には、屋根裏?あり得ない!」
叫びながら言うこは。
いや、そんな褒めなくても←
小春「いいなぁ〜、私なんて、自分の部屋というより、兄弟の部屋だから。」
そう。
小春には、9歳の弟がいる。
結構やんちゃな性格で、子育てが大変そう…。
でも、なんやかんや言って、一番楽しそうにしているのが、こはなんだよな〜
ここだけはわかる。
小春「一つに部屋を、しきり一つで分けたんだよ!?あり得ないよね〜」
愚痴を言っているようにしか見えないだろうか、本当は、すごく嬉しそうな顔をするのだ。こはは。
小春「でね!その時お母さんがさ〜……」
こんな顔をしているこはは、まるで、家族の自慢話をしているようだった。
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ヒト - 音城 心音《おとしろ ここね》さん» ありがとうございますヽ(*^ω^*)ノ (2017年12月18日 14時) (レス) id: d81795168a (このIDを非表示/違反報告)
音城 心音《おとしろ ここね》(プロフ) - とてもおもしろいです (2017年11月23日 17時) (レス) id: a351137334 (このIDを非表示/違反報告)
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