55話 臨時報告 ページ6
A達がアジトを出発してからシャルナークは団長に頼まれていた仕事の遅れを伝えるべく、重い足取りでクロロの部屋まで向かおうとしていた。
「はあ…団長になんて言われることやら…」
各々の個室へ行くには必ずメインである大きなスペースを通らなければならないのでシャルナークはなんの迷いもなく普通にそのスペースへ出た。
するとシャルナークが鍵を探しに行った時にはいなかったクロロが瓦礫に腰を下ろして優雅に読書を楽しんでいた。
「あ、おはよう団長」
「ん…ああシャルか…おはよう。早いんだな」
「あはは…それがさ団長、実は頼まれてた仕事のことなんだけど…「まだ終わっていないんだろ？」
「えっ…あ、あはは…」
苦い顔で報告をしようとしたシャルナークだったが、クロロは要件を察していたようで話を遮った。
本から顔を上げてニヤっと笑うクロロの顔はより一層蜘蛛の団長であることを感じさせた。
「どうせだれかに…いや、Aあたりだな…
そこらへんの野郎どもに無理難題を押し付けられて俺の仕事が進まなかった…というのがシナリオってところか…」
「いや〜流石だなあ団長はっ」
昨日あったであろう出来事を正確に推測する団長に恐怖に近いすごさを覚えつつもシャルナークはクロロに感心をしめした。
「うん…うちの(蜘蛛の)女性陣はたくましいからな…」
クロロは目を閉じながらうんうん、っと何か納得していた。
そしてクロロは唐突に読んでいた本をパタンと閉じて「最近Aはどうだ？」どシャルナークに尋ねた。
「ん？どうって…？」
シャルナークはクロロが尋ねてきたことについて何となく心当たりはあったが一応聞き返してみた。
「大体察しはついているんだろうシャル。あの日からのAの話だ。」
「うん〜…まあ…」
どう伝えようかとシャルナークは軽く抜け落ちているボロい天井を見上げてAのことを思い出した。
「はは…そんな焦って思い出すことはない、今日はオレも時間があるからゆっくり話でもしようかシャル」
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ミカヅチ イヴ(プロフ) - あやはさん» ありがとうございます＾＾あやはさんも受験勉強頑張ってください！＾＾ (2019年8月16日 10時) (
レス) id: e1903f9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
あやは(プロフ) - すごくいいところに来ててわくわくしてます笑受験勉強の息抜きにすごく助かってます！これからも頑張ってください！ (2019年8月15日 22時) (レス) id: df4b2b1b15 (このIDを非表示/違反報告)
ミカヅチ イヴ(プロフ) - ゆっずーさん» 応援ありがとうございます＾＾これからも読んでもらえると嬉しいです！ (2019年8月7日 19時) (レス) id: e1903f9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっずー(プロフ) - フェイタンもフィンクスも皆面白い笑笑更新お疲れ様でした！また頑張ってくださ〜い！ (2019年8月6日 23時) (レス) id: 9ee8873612 (このIDを非表示/違反報告)
ミカヅチ イヴ(プロフ) - ひがんさん» なるべく毎日更新頑張りますね！ (2019年8月2日 22時) (レス) id: e1903f9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカヅチイヴ | 作者ホームページ：
作成日時：2019年6月22日 12時
