【カルト】【H×H】理性...保ってください (ページ6)

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第４話ページ6

〈屋上〉

夕日が沈むまであと１時間と４６分

ハンター学校は、日の入りまでは門が開いているというルールがあった

だからまだ学校にいても全然大丈夫なのだ

カルト「…それで、何で屋上なの？」

貴女「良い景色じゃなーい？私、ここ結構好きなんだよね～」

カルト「そうじゃなくて。聞きたいんでしょ」

貴女「あぁ、うんうん。仕事の話ねー♪」

カルトの…暗殺の仕事に少し興味があった

身近にそんな人１度もできた事なかったし、他の人の暗殺の仕事内容も聞いてみたかったから

そう思ってカルトと屋上に来たのだ

カルト「…うまく隠してるね」

貴女「は？」

カルト「性格っていうか、本性
その笑顔と口調で、自分の仕事柄を隠してる」

「まぁ、僕にはお見通しなんだけど」と、呟くようにカルトは言った

う～ん、さすがだ…ますます興味が湧く

貴女「でも、友達は別に上辺だけの付き合いってわけじゃないんだよ
普通に友達…とか、クラスメイト好きだし」

カルト「でも、仕事の事誰にも言った事ないでしょ？」

貴女「…そりゃあ、ね～…」

そこでふと疑問を抱いた

今まで数ヶ月付き合ってきた友達に言わなかった仕事の事を、どうして私は彼に話したのだろう。

どうして私は、平気で口にしているのだろう。

私は親に捨てられて、流星街で育った

何歳かの時に初めて物を盗んで

何歳かの時に初めて人を殺して

いつしか、人を操る時のポイントを熟知していて

…こんなの、普通に言ったらひかれるのにね、彼には普通に話してしまう

不思議なの～…同類って怖いなぁ～…