【カルト】【H×H】理性...保ってください (ページ5)

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第３話ページ5

〈放課後 C組教室前〉

やっばい、忘れ物した

あれ忘れたら今日の仕事できない…っ

そう思ってC組に戻ると、人の声がした

…この綺麗な声は、今日転入してきたカルトだ

小さめの声だった。そしてそれは、少し驚くような内容だった

カルト「何で僕がC組なのさ…こんな強いのに……兄弟で一緒のクラスはだめなのかな

あぁ、今日は仕事無しかな。夜から入ってた気がするんだけど…」

何だか少し気になって、わざと教室に入ってみる

「あっ」と声を出して……わざとらしく

さっさと自分の机の所に移動して、机の中の忘れ物を探す

そして、さりげなく尋ねた

貴女「…さっきの独り言、なぁに？」

カルト「…"なぁに"って…何？」

貴女「カルトって…あ、同い歳ぐらいだし呼び捨てでいいよね。カルトって自分の強さに自信あるんだね～
あと仕事なんてしてるんだ、夜から。どんな仕事なの～？危ない仕事～？」

カルト「………」

貴女「…言えないような仕事なんだ？」

カルト「…そっちこそ…それ(・・)、何？」

私が手に持っていた物に、カルトは反応したようだった

私の右手には、１つのスタンガン

これはとても強力な物で、世界一の武器を作っている所からコネで入手した物だった

カルトのこの反応を見ると、あまり驚いていないようだ

…もしかしたらこの子…

人、殺した事あるのかも。

貴女「これがどうかしたの？」

カルト「何に使うの？」

貴女「仕事っ」

カルト「どんな仕事してるの？」

貴女「私の質問に答えなかったのに、その質問はおかしいよねー？」

笑顔は大切だから忘れずに、カルトに言う

カルトは暫くの沈黙の後、

「殺し屋をやってる」と静かに言った

予想通りの答えだった

けれど、少し驚いた

まさか…自分と同類(・・)に出会うなんて

貴女「…私と一緒だ～」

カルト「…だろうね」

カルトは素っ気なく答えた

あぁ、面白い子見つけた…っ♥