【カルト】【H×H】理性...保ってください (ページ20)

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第１８話ページ20

しまった。

ついそう思う。

カルトは口を割らないと思ってたから。

情報収集に困難なゾルディック家に勝手に燃えて、自ら尻尾掴んで「どうだ」と見せつけてやりたかったのに

まさか…自分から認めちゃうなんて

私の爽快感がなくなっちゃうじゃん…

貴女「何で急に認める気になったの？」

カルト「なんとなく…って言ったら嘘になるかな」

貴女「？」

カルト「ただのカンなんだけど、僕はAに真実を言っても何も害がない気がしたんだよね」

貴女「…害…？」

カルト「僕や、僕以外のゾルディックファミリーの命を狙うって事だよ」

「ま、そんな事しようとしても返り討ちにあうだけなんだけど」

なんてそっぽ向きながらぶつぶつとカルトは言った

…やっぱり殺し屋とか、盗人とか、情報屋ってそういうの気にするものか

無論、家族の心配も

別に私はそれを知ったところで襲わないし──というかただの興味本位だし。

貴女「…ふ～ん…」

カルト「って、それだけ？(汗)」

貴女「どーゆー意味？？」

カルト「いや、もっとこう、はしゃぐっていうかさ…そういう感じになるかと思ってた」

貴女「あ～、確かに私そうなりそう！」←

でも思い返してみれば、ただの疑問を解決する為だけに動いてたから

解決して何かのヒントになるわけでもないし

「そうなんだ」で終わる事に関しては、情報集めてた当の本人である私が１番驚いてる

少しして、「ふふっ」と私の口から零れ出る

不審そうにカルトは私を見た

貴女「いや…カルトかわいいなぁって！！w」

カルト「な、なんで！//」

貴女「もうちょっとカルトの秘密知って、はしゃいでほしかったの？？w」

そういう気持ちでない事を十分承知した上でからかったら、カルトは想像以上に赤くなった

「そんなわけない！」と叫ぶカルトは少し、幼く見えた