【H×H】【フェイタン】理性…保ってください(２)

第５９話 ページ17

…あれから数日


寮の部屋数が多すぎるせいか、

あまり寮に入るという希望者が出ないせいか、

他の部屋で６人のシェアルームが多いせいか知らないけど…


ずーーーーーっとフェイと２人きりのままだ！！！！！！！！！！




フェイ「何喜んでる？」



貴女「え？別に？w」




こーんなに好きな人──というか彼氏──と一緒にいる時間が長くって、

喜ばない方がおかしい


私には"一緒にいすぎると飽きる"っていうあの概念が全く分からないや

まだ寮に入ってそんなに日は経ってないけど…

絶対に飽きないもんね！！！



今日は学校はお休みで、部屋の中でまったりしていた


座布団の上で座って、２人横に並んでいる状態

でもしている事はバラバラで、フェイはテレビゲームをしていて、私はスマホをいじっていた


そろそろスマホの画面の中でする事もなくなってきて飽きてきた私は、

フェイのゲームをちょっとだけ邪魔する事を思いついた


私はスマホを床に置いて、テレビゲームに夢中になってるフェイの後ろについた

そして、フェイの肩に両手を乗せ、彼の左肩から顔を覗かせる


なるべく体重をかけるのがポイントだよ←




フェイ「…何してるか」



貴女「邪魔してる」



フェイ「邪魔」



貴女「だろうね」←



フェイ「〇ね。」



貴女「やだ生きるッ！！(泣)」




その後も、何度もフェイにどうでもいい質問を投げかけた

真面目に答えてくれたり、邪魔するなって言ってきたり…かなり会話が多かった


でもちょっとして画面に"GAME OVER"の文字が出る

「あ"ー(怒)」という明らかに怒っている声を出すフェイに声を上げて笑ってしまった


フェイがこちらを向いたので、

「あ、いや、ごめんね？」なんて少し焦り気味に謝るけれど

それはどうやら手遅れなようで…


頬を両手でむにっと掴まれた




フェイ「お前は邪魔ばかり、何をしてやたら気が済むんだこのかまちょ(怒)」



貴女「いひゃいいひゃい、ごえんっえ〜(泣)(訳:痛い痛い、ごめんって〜)」




フェイにほっぺをつままれて、顔を弄ばれる


こういう悪い事をする時のフェイの顔は悪魔に見えるようで、でもかっこいい

そこがずるい。

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