第54話 ページ12
〈午後4時〉
貴女「フェイっ!」
フェイの後ろ姿を見かけ、すぐさま声をかけた
天空闘技場の出入口付近に突っ立ってた事から、私を待っていてくれたんだなと分かる
なんだか凄く嬉しくなる…っっ
貴女「おまたせっ」
フェイ「ん」
フェイは歩き出した
それに私もついていく
私は、分かりきっていながらも、フェイに対戦大会の結果を聞いた
もう対戦大会は終わっており、皆帰宅している時間帯だった
フェイ「
貴女「"普通"?普通って…え、優勝してないの?」
フェイ「するわけがないよ」
貴女「え、は!?何で!?」
フェイは当然そうな顔をして、
「あんなので目立てたまるか」と言った
…フェイらしい
「それもそうだね」と相槌を打って、並んで歩く
小さな路地に入った
少し人気が少ない場所で、ハンター学校の生徒も見当たらない
私は少し迷った挙句、決心してフェイの袖を歩きながらくいっと引っ張った
フェイも理解してくれたらしく、そっと私の右手を取った
久しぶりのこの感覚に、なんだか頬が熱くなる
フェイ「…何照れてるか」
貴女「……うるさい…っ///」
やっぱりフェイは、私が照れてるのにはお見通しだったか
…さすが、私の彼氏
フェイ「今日暇か?」
貴女「うん、暇」
フェイ「…来るか?」
フェイの意外な一言にまた嬉しくなって、心臓もまたうるさくなる
私は口角を上げて、
貴女「…行きたい」
と、一言。
握っていた右手に、少しだけ力を込めた
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らてらて(プロフ) - ゆっずーさん» 素直でしたら尚更嬉しいですよ。更新楽しみにしていてください! (2018年4月4日 18時) (レス) id: 0e56c87487 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっずー - らてらてさん» すみません、レス遅れました。 大袈裟ですよ、本当に思った事、素直に書いただけですから。 (2018年4月4日 1時) (レス) id: d0b7cd0908 (このIDを非表示/違反報告)
らてらて(プロフ) - ゆっずーさん» コメントありがとうございます!これからも応援してくれるだなんて...更新頑張れちゃいますよ...っ! (2018年4月2日 13時) (レス) id: 0e56c87487 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっずー - うわぁ…。フェイに重症だ…。大分前からだけど、重症です…。辛い…。あっ。(1)の方にもコメント書きました。すみません、いつもの如く、注意?です。でも、本当に大好きですわぁ。これからも応援しますよ。 (2018年4月2日 0時) (レス) id: d0b7cd0908 (このIDを非表示/違反報告)
らてらて(プロフ) - りっちゃんさん» 了解しました!明日中に見れるようにしますね!! (2018年3月31日 22時) (レス) id: 0e56c87487 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユメ使い | 作成日時:2018年3月11日 19時