第73話 ページ28
キルア「ね〜え〜いいじゃん〜」
貴女「…考えとくから」
キルア「どー考えたって俺の提案の方がオトクじゃんかよ〜」
貴女「そうかもしれないけど…」
キルア「だろ?
だから、俺と一緒に住も?」
長い勉強の休憩中、キルアはずっとこんな調子だった
最近新しくできたかなり大きなハンター寮に住もうと、ずっと誘ってくる
確かに寮に住んだ方が値段は安くなるから、金銭的に助かる
学校から今よりも近くなるのもメリットの1つ
そして何よりも、寮は一人暮らしも可能だが、6人までなら一緒に住んでも良いという事
ようはキルアと同棲できるという事だ←
少し前の私なら、キルアの誘いを1ミリたりとも断ろうとはしなかっただろうけど、
今は状況が違う
私には、今目前にハンター試験という名の壁がある
これでキルアと2人で暮らしてたら、勉強に手をつけられなそう
例え手をつけられたとしても、キルアに寂しい思いをさせてしまう
…そんなこんな悩みがあって、私は今悩んでいる
貴女「あ、休憩終わりだね。さ、続きやろっ」
キルア「っておい!俺の誘いの返事は?」
貴女「…分からない、まだ…」
キルア「…もしかして、くだらない悩み抱えてんじゃねーだろーな」
貴女「? 何、くだらないって」
キルア「だから例えば…俺と住んだら勉強に集中出来なそーとか、勉強できても俺の事構えないーとか…」
図星すぎて泣けてくる←
なんだ、そんなに早く見抜かれてしまうものか
それともキルアは、誰よりも私の事を分かってくれているのか…
私は図星という事を隠さずに、
あえて
キルアは1つ溜め息をついた後、静かに私の頭に手を置いた
キルア「そんな事だろうと思ったよ、ったく…
まず第一に、俺はお前が勉強してる時は誓って邪魔しない
それから俺に構ってあげられないとか、気にしなくていいから。俺はお前と一緒に住んでるだけでも十分生きた心地すんの!」
"生きた心地"は、少し大袈裟だ
なんて、心の中でつっこんでみるけどキルアには届かない
「私が構えないからって、他の女のところに行かない?」なんて口に出す
すると当たり前のように「行かねーから」と返された
…もう、これじゃあどっちが歳上か分かったもんじゃないよ…。
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らてらて(プロフ) - フランソワさん» コメントありがとうございます!色々な作品にコメントくれるなんてとても嬉しいです!最近更新遅くなってるので、ちょっと頑張りますね!w (2018年5月4日 16時) (レス) id: 0e56c87487 (このIDを非表示/違反報告)
フランソワ(プロフ) - はぅ~…///キルア最高ですね…っ!とくに、前回作のアレとかコレとか…///やっぱりキルアかっこいいですねっ(*^-^*)更新、いつも楽しみにしてます♪頑張って下さい!!! (2018年5月1日 11時) (レス) id: e8b1c08c13 (このIDを非表示/違反報告)
らてらて(プロフ) - セイナさん» ありがとうございます!! (2018年4月29日 20時) (レス) id: 0e56c87487 (このIDを非表示/違反報告)
セイナ(プロフ) - 更新壁|ョ・ω・`o)ガンバッテッ♪ (2018年4月24日 1時) (レス) id: 7982c0411c (このIDを非表示/違反報告)
らてらて(プロフ) - セイナさん» コメントありがとうございますー!!お久しぶりです〜!小説を書いたんですね!もちろん見ます!!! (2018年3月10日 15時) (レス) id: 0e56c87487 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユメ使い | 作成日時:2017年11月17日 23時