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第69話 ページ24

〈放課後〉

何を話されるんだろう。

午後の授業は頭の中がそればかりで、先生の話を聞く気にもなれなかった


とくに私が問題を起こしたわけではないと思う

…というか、まずそんな事に心当たりがなかった


好奇心もありながら、でも僅かに不安の方が勝っていたこの感情はとても気持ち悪かった

好きなA組の教室でさえ、居心地悪く感じたのだから


だから授業も長い気がしたけれど、

チャイムが鳴ると「あれ、もう?」なんて気もした


そんなこんなでHRも終わり、

わりとゆっくり歩いていた廊下はいつの間にか職員室へと導いていた


少しだけ鼓動を速く感じながら、職員室のドアをノックする




貴女「失礼します。A組のAです
ビスケ先生はいらっしゃいますか?」



ビスケ「はいは〜い、こっちいらっしゃい」




中の方から挙がった小さな手と可愛い声は、ビスケ先生のオーラの次に存在感をアピールした


私は静かにドアを閉めた後、ビスケ先生の元へ歩き出した


…まぁでも、ビスケ先生が元の体型になったら…こんな可愛いオーラじゃないんだろうけど

さっきのビスケ先生を思い出して考える


もし元の体になれば、

もっと怖くておっかなくて、キレさせたら今にも殺されそうなオーラを放つだろうな




ビスケ「ま、手短に話す事もできるけど…とりあえず単刀直入に言うわさ

A、ハンター試験を受けなさい」



貴女「…え…?」



ビスケ「何度でも言ってあげるわよ、ハンター試験、受けなさい」




てっきり、なにかを注意されるとか…そんな内容かと思っていた

的外れな先生の言葉とその内容に、私は理解が追いつかなかった


…ハンター試験って…あの…?




貴女「で、でも私去年ここの学校に来たばかりですよ?
試験受けれる程学べたとは…」



ビスケ「やっぱ、自分であんま気づいてないみたいね」



貴女「?(汗)」



ビスケ「あんたね、人より才能あんのよ?
ハンター向いてるわ。一刻も早く受けさせたいの」




多分、今まで教師に言われてきた言葉の中で1番嬉しかったのがこれだろう


自分が強い事は、ぶっちゃけ言って分かっていた


でも…

「才能がある」

なんて言われた事もないし、思った事もなかった


…ハンター試験、か…

…試験…




貴女「わ、私……」

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設定タグ:HUNTER×HUNTER , キルア , 学パロ   
作品ジャンル:恋愛
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らてらて(プロフ) - フランソワさん» コメントありがとうございます!色々な作品にコメントくれるなんてとても嬉しいです!最近更新遅くなってるので、ちょっと頑張りますね!w (2018年5月4日 16時) (レス) id: 0e56c87487 (このIDを非表示/違反報告)
フランソワ(プロフ) - はぅ~…///キルア最高ですね…っ!とくに、前回作のアレとかコレとか…///やっぱりキルアかっこいいですねっ(*^-^*)更新、いつも楽しみにしてます♪頑張って下さい!!! (2018年5月1日 11時) (レス) id: e8b1c08c13 (このIDを非表示/違反報告)
らてらて(プロフ) - セイナさん» ありがとうございます!! (2018年4月29日 20時) (レス) id: 0e56c87487 (このIDを非表示/違反報告)
セイナ(プロフ) - 更新壁|ョ・ω・`o)ガンバッテッ♪ (2018年4月24日 1時) (レス) id: 7982c0411c (このIDを非表示/違反報告)
らてらて(プロフ) - セイナさん» コメントありがとうございますー!!お久しぶりです〜!小説を書いたんですね!もちろん見ます!!! (2018年3月10日 15時) (レス) id: 0e56c87487 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユメ使い | 作成日時:2017年11月17日 23時

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