第57話 ページ12
〈放課後 A組教室〉
貴女「イルミ」
今日、私は彼を呼び止めた
話があったからだ
あんなにキルアが沈んでるなんて…
原因がこいつだなんて…
全く話さないとしても私はこいつが大嫌いだ
A組の誰もいない教室は、話すのにはとっておきだろうと思う
貴女「…金曜日から、昨日の日曜日の間に……キルアに何をしたの?何を言ったの?」
イルミ「別に俺は何もしてないし何も言ってなi…」
貴女「答えろ。」
食い気味に私は質問する
……否
もうこれは強制だろう
イルミ「俺が何をしようと、Aには関係ないよね?」
貴女「ううん関係ある」
イルミ「どうして?」
貴女「彼女が、大好きな彼の心配しないでどうしろっていうの?」
「彼女ねぇ…」
と、少し引っかかるように繰り返すイルミが
やけに憎たらしく見えた
イルミ「うーん……まぁいっか
俺はキルに、"暗殺者だって皆に言わないの?"って聞いただけだよ」
耳を、疑った。
でもイルミは確かに言った…
──暗殺者…と。
貴女「…冗談、やめて」
イルミ「嘘ついてるように見えるの?
俺の一家は隠れた殺し屋だよ」
貴女「……言ってる意味が分からない」
イルミ「俺達ゾルディック家は、妹1人を除いて全員殺し屋なんだ
ただ、あんまり有名になりたくないからね、顔も何もかも分からないように暗殺してる
世間では"隠れた殺し屋"って呼ばれてる。知ってるだろ?」
殺し屋一家のゾルディック家なんて聞いた事はないけど、
"隠れた殺し屋"は知っていた
物凄い暗殺技術を持っている一家
その殺し屋に殺せない人はいないだろうと、世間は言っている
…殺しの天に昇るのは"隠れた殺し屋"だろうとも。
しかもそれが自分の彼氏だなんて信じられない
…でも
貴女「………だから、何?」
そんな事は関係ない
貴女「…ばかなキルア。暗殺者であったって何であったって…私は気にしないのに」
イルミ「…どうして?」
貴女「当たり前でしょ。そんな小さな事で彼氏を嫌いになるなんて凄く軽い女よ
私はそんなんで、キルアを嫌いにならない」
イルミ「だけどg…」
貴女「無論、ゴン達もよ」
イルミが思っているほど
友達や恋人って、軽いものじゃない。
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らてらて(プロフ) - フランソワさん» コメントありがとうございます!色々な作品にコメントくれるなんてとても嬉しいです!最近更新遅くなってるので、ちょっと頑張りますね!w (2018年5月4日 16時) (レス) id: 0e56c87487 (このIDを非表示/違反報告)
フランソワ(プロフ) - はぅ~…///キルア最高ですね…っ!とくに、前回作のアレとかコレとか…///やっぱりキルアかっこいいですねっ(*^-^*)更新、いつも楽しみにしてます♪頑張って下さい!!! (2018年5月1日 11時) (レス) id: e8b1c08c13 (このIDを非表示/違反報告)
らてらて(プロフ) - セイナさん» ありがとうございます!! (2018年4月29日 20時) (レス) id: 0e56c87487 (このIDを非表示/違反報告)
セイナ(プロフ) - 更新壁|ョ・ω・`o)ガンバッテッ♪ (2018年4月24日 1時) (レス) id: 7982c0411c (このIDを非表示/違反報告)
らてらて(プロフ) - セイナさん» コメントありがとうございますー!!お久しぶりです〜!小説を書いたんですね!もちろん見ます!!! (2018年3月10日 15時) (レス) id: 0e56c87487 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユメ使い | 作成日時:2017年11月17日 23時